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「我が家の味」を子供たちに残したい。お正月が「味の終活」に最適な理由とは?

「我が家の味」を子供たちに残したい。お正月が「味の終活」に最適な理由とは?

「我が家の味」記録ノートの作り方

polkadot / PIXTA

用意するものは、シンプルです。ノート1冊、スマートフォン、そして時間。以下の6つのステップで、我が家の味を確実に未来へつなぎましょう。

ステップ1:料理を一緒に作る

お正月料理を作る際、家族がいる方は娘さんやお孫さんを台所に誘ってみてください。「今年は一緒に作ってみない?」と。一緒に作ることで、文字では伝えられない「コツ」が自然に伝わります。

おひとり様の場合も、ぜひこの機会に記録を始めてください。姪や甥、親しい友人の子ども、あるいは地域のコミュニティに、あなたの味を伝える機会は必ずあります。記録を残すことで、思いがけない形で誰かの役に立つ日が来るのです。

ステップ2:動画で記録する

スマートフォンで調理の様子を撮影しましょう。特に重要なのは「手の動き」です。だしの取り方、煮物の火加減の見極め方、味見のタイミング。これらは文字では伝わりにくいもの。短い動画でも、後で見返すと貴重な記録になります。

ステップ3:分量を正確に測る

普段は目分量でも、この日だけはきちんと計量カップと計量スプーンを使いましょう。「だいたいこれくらい」を数値化することで、誰が作っても同じ味が再現できるレシピになります。調味料の銘柄も記録しておくと、より正確に味を伝えられます。

ステップ4:AIで記録を整理する

ChatGPTなどのAIツールを使えば、記録の整理が楽になります。走り書きでメモした手順を「このメモをわかりやすいレシピ形式に整理して」とAIに頼むと、見やすく整えてくれます。

手書きのメモをスマートフォンで撮影してAIに読み込ませ、「これをデータ化して整理して」と頼むこともできます。AIは、あなたが受け継いだ味を、次世代に伝えやすい形に整える心強いアシスタントになるのです。

ステップ5:「なぜ」を記録する

レシピだけでなく、その料理にまつわるエピソードも書き留めておきましょう。「このお雑煮は、おばあちゃんが嫁入りの時に持ってきた味」「黒豆には、家族がまめに暮らせるようにという願いが込められている」。こうした物語があることで、料理はただの料理ではなく、絆を感じる特別なものになります。

ステップ6:味見をしながら想いを綴る

完成した料理を味わいながら、ノートに一言添えてみてください。家族と囲む方は「この味、覚えてる?」「来年も一緒に作ろうね」という会話を記録。おひとり様の方は「今年もこの味が作れた」「この味を誰かに伝えたい」という想いを書き留めておきましょう。

おひとり様こそ、味の記録を

shige hattori / PIXTA

「受け継ぐ家族がいないから」と、記録を諦めていませんか。それは大きな間違いです。あなたの味は、あなたの人生そのものです。親から受け継いだ味、自分で工夫して完成させた味、友人から教わった味。それらはすべて、あなたという人の証なのです。

記録は思わぬ形で誰かの役に立ちます。地域のコミュニティで料理教室を開く機会があるかもしれません。姪や甥が突然「おばさんの料理、教えて」と訪ねてくるかもしれません。友人が「あなたの作る煮物、レシピを教えて」と言ってくるかもしれません。記録は、あなたが生きた証です。それが、最も意味のある終活なのです。

配信元: HALMEK up

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