彼女が大切にするのは、歴史を重荷ではなく、創造の源泉として未来へつなぐことだ。
「創業家が今日まで経営しながら、どの時代も最先端であろうとした姿勢こそ、『メレリオ』が途切れることなく受け継がれてきた背景です。歴史だけでは埋もれてしまいますから、常に時代と同じ呼吸をするコンテンポラリーな空気感を保つことが重要です。アーカイブや歴代のお客様のオーダーからヒントを得て、特別なデザインを現代に生かしています」
日常づかいのジュエリー“プチ カクタス”にも、メゾンの歴史が育んだ美意識が息づく。
「公式の場ではハイジュエリーを、日常には軽やかなジュエリーを──王妃たちが楽しんだスタイルがDNAとして残っています。マリー・アントワネットが愛した草花のモチーフも『メレリオ』が長く大切にしてきたテーマです」


ルネサンスをインスピレーション源とするハイジュエリー“キャビネ・ド・キュリオジテ”もその一つだ。
「ヨーロッパの富裕層が収集した珍品を所蔵するために作られた博物館の前身『キャビネ・ド・キュリオジテ(日本語で驚異の部屋)』から着想したコレクションです。基本のネックレスやチョーカーに好みのチャームを追加して楽しめるスタイルが人気です」



家族経営を守る理由について彼女は語る。
「価値観を貫ける自由と、本物の価値を提供できることです。大資本では戦略に沿う必要がありますが、私たちは中長期的な視野でクリエイティブを育てられます」
伝統を守りつつ未来を開く──その静かで強い意志が、「メレリオ」を唯一無二のメゾンとして輝かせ続けている。
PG=ピンクゴールド、YG=イエローゴールド
・「自分らしさ」で選ぶ、最愛のエンゲージリング
・喜びを運んでくる聖夜のペンダント
