飾りながら、部屋ごとに居所をつくる。

開口が大きい窓に臨むのは、庭で育つグリーン。Mikiさんが暮らすアパートの大家が植えたものだそう。38㎡の空間に2部屋あり、天気のいい日は、木漏れ日のかけらが空間をやさしく照らしている。
「ひとり暮らしを始めてグリーンが好きになりました。ベッドの近くのコーナーにガラスのテーブルを置き、植物や花瓶を並べて。少し置くのではなく、“埋めつくす”くらいのボリューム感がポイント。このコーナーが家のシンボルです。そこでお香をたいて、好きなアートブックを眺める時間がリラックスになる。あまりに居心地が良すぎて、外に出られなくなっちゃうんですよね(笑)」



アートは見るのも描くのも好きだと話すMikiさん。ゆったり寛げるソファから、いつでも眺められるように自身が描いた絵を飾っている。部屋の中心にある木製のヴィンテージテーブルの端っこにも好きなものが大胆かつリズミカルに並ぶ。
「比較的大きいテーブルなので、ものを置いても大丈夫そうかなと。テーブルランプや花瓶、ウッドプレートの上にはキャンドルやお香、アクセサリーもまとめて飾って。家具も実用的なアイテムも、カタチがユニークなものが空間に映えます。作り手の想いやアイデアが感じられるものを好んで買っていますね」
空いたコーナーがあれば、ものをギュッとまとめて存在感を際立たせる。それがMikiさんのスタイル。キッチンも同様の飾り方にした。
「キッチンはなるべく生活感が出ない空間にしたくて冷蔵庫はシルバーを選びました。デザインが気に入っている韓国のビールやスピリッツ、その隣に天井まで届きそうな背の高いグリーンを生けています。それだけで楽しい空間になりますね」


Mikiネイリスト
フリーランスでネイリスト、美容師として活動。アパレルブランド〈ドラスティカリー〉のデザインも手がける。
photo : Kyohei Yamamoto edit & text : Seika Yajima
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