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2025年の東京BESTラーメン7軒。ラーメン官僚が太鼓判を押す至極の名杯たち

2025年の東京BESTラーメン7軒。ラーメン官僚が太鼓判を押す至極の名杯たち

2025年の東京BESTラーメン7軒。ラーメン官僚が太鼓判を押す至極の名杯たち食楽web

●年間700杯以上のラーメンを食べ歩く“ラーメン官僚”こと田中一明氏が、2025年にオープンした東京の注目店を厳選してご紹介します。

2024年の夏以降、質の高いラーメン店の新規オープンが相次いだ。理由としては、ラーメン1杯1,000円超が一般化したことで価格設定の自由度が高まり、新規開業のハードルが下がったことが大きい。

2025年前半もこの流れは続いたが、下期はやや落ち着き、資金力のある店によるニューブランド展開、既存店舗の間借り営業、別業態の二毛作営業など、初期投資を抑えた形での開業が目立つようになった。

さて、こうした流れを踏まえ、2025年にトレンドとなった東京ラーメンのキーワードは、以下の3点となる。

【1】清湯と白湯の中間「微濁スープ」の定着
【2】MIX(動物系×魚介)ラーメンと味噌ラーメンの復権
【3】ノスタルジックラーメン(ノスラー)回帰の加速

というわけで、昨年に東京で誕生し、これらの潮流を体現していた都内の注目ラーメン店を7軒ご紹介していこう。

緻密な「微濁」スープの名店「創作麺ひとすじ」(方南町)

2025年のラーメンシーンの方向性は、この『創作麺ひとすじ』の登場によって、早々に決定付けられた。

ここ最近、透き通った清湯スープでも、深く濁った白湯スープでもない、いわゆる「微濁」スープを出す店が増加傾向にあったことは、都内のラーメン好きであれば、多かれ少なかれ、感じ取っていたのではないかと思う。

その実感を、ものの見事に可視化してみせたのが、2/1にオープンした『ひとすじ』の「中華そば」だ。

中華そば中華そば

スープのビジュアルは、清湯でも白湯でもない。スープの中を泳ぐ『三河屋製麺』製の中細麺の姿が微かに視認できる「微濁」だ。素材の襞を繊細に伝える緻密さが愛おしい。

丸鶏・手羽先・豚の背ガラ等の動物系素材を丁寧に炊き上げた出汁に、節・煮干し・昆布等の魚介出汁を、絶妙なバランス感覚で重ね合わせる。動物系の比重をわずかに高め、舌上で弾力的に膨らむ食味を創出するギミックも、魚介を押し出しがちなこのタイプの1杯との差別化に大きく寄与する。

同店では、「中華そば」のほか、「担々麺」も提供しているが、同品の完成度も極めて高い。

辛み・酸味・うま味の三味を最大限搾り取り、スープの一滴一滴にまで凝縮。特に、酸味の置き方のセンスが抜群。辛み・うま味を支える土台としての役割に集中させることで、類まれな重層感を構築することに成功している。

担々麺担々麺

行列に接続した時点から、訪問者をしっかりと一人の客として迎え入れ、気配りが行き届いた接客を貫徹。味、接客共に非の打ちどころのない、優良店の範を示す1軒だ。

●DATA

住:東京都杉並区方南2-18-6
営:11時〜14時半
休:不定休(店のSNSをチェックのこと)
アクセス:丸の内線・方南町駅東口より徒歩3分

名店の系譜を継ぐ「味噌らーめん屋ちょりん」(早稲田)

3/9。都内のラーメンシーンに激震が走った。味噌ラーメンの名店『味噌っ子ふっく』(荻窪)で店長を任されていた市川店主が早稲田の地に自店を構えたのだ。しかも、『ふっく』の1杯をベースに、自身の解釈を加えた味噌ラーメンを出すというのだから、注目を集めるのも無理はない。

店の名は『味噌らーめん屋ちょりん』。提供する麺メニューは、「味噌らーめん」「辛味噌らーめん」「味噌らーめん屋の台湾まぜそば」「すたみな」など。

中でも特にオススメなのが「味噌らーめん」と「味噌らーめん屋の台湾まぜそば」。いずれも、開店直後とは思えぬ完成度を誇り、早くもトップクラスの評価が視野に入る出来映えだ。

味噌らーめん味噌らーめん

「味噌らーめん」は、芳醇な味噌の風味と甘みが、食べ手の快楽中枢を力強く捉え、麺の太さも、過不足なく絶妙な塩梅。

市川店主いわく「修業先より味噌の分量を増やし、スープもより濃厚に仕上げている。スープ濃度に比例して、麺もより太いものを使っている」とのこと。名店『ふっく』のエースが腕を振るう以上、ハイレベルであることは当然予想していたが、その予想すら大幅に上回るクオリティ。しばらくはこれ以上の「味噌」は世に出て来ないのではないかとすら思わされる。

「台湾まぜそば」も、この「味噌らーめん」に負けずとも劣らぬ傑作。体が衝撃で舞い上がるほどウマい。

台湾まぜそば台湾まぜそば

味噌の香気が充填されたタレに、挽肉から沁み出る豊潤な肉汁がつづら折りの如く重なり、瞬時に味嗅覚を陶酔させる味わい。香辛料の辛みも、甘み・うま味をキリリと引き締める名脇役として、見事に機能している。

早稲田は、都内でも屈指のラーメン激戦区だが、同地においても頭ひとつ抜きん出た1軒。これが、まだ誕生したばかりの新店なのだから、大器ぶりにもほどがある。

●DATA

住:東京都豊島区高田3-21-11 高田橋ハイツ 1F
営:11時〜15時、18時〜20時半
  ※日・祝は昼の部のみ
休:水曜
アクセス:JR山手線ほか高田馬場駅より徒歩6〜8分

配信元: 食楽web

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