◆300万円の売り掛けを肩代わりし海外へ送る!
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色恋営業や売り掛けを抱えた客を風俗店に紹介するスカウトバックが禁止されるなど、ホスト・風俗・スカウト業界は激変の渦中にある。だが、その締めつけが思わぬ方向へと歪み始めているという。
「改正前後から海外出稼ぎ売春の紹介が増えているという実感があります。先日、警視庁や大阪府警と意見交換したところ、具体的な件数は不明ながら、捜査現場の感覚では“確実に増えている”という話でした」
こう話すのは、風俗店の事業者団体・一般社団法人ナイトワーク法倫理向上協議会事務局の担当者だ。
本来、法改正は売り掛けを抱えた女性客が意思に反して風俗店で働かされる構造を断ち切るという趣旨だったはず。
ところが、現実はより危険な海外出稼ぎ売春が増えているというのだ。一体どういうことなのだろうか。
◆出稼ぎに行くことを担保に売り掛け分を貸し付け
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ホストへの売り掛けは、あくまで“ホストと客”という関係性の中で行われる。そのため、ホストとしては客をむげに扱えない。しかし、間に金融業者が入ると違う。「返済が滞ると、容赦なく海外へ飛ばしてしまう」という。
こうした金融業者は、非正規の闇金の場合がほとんどだ。業界事情に詳しい元ホストのN氏もこう証言する。
「闇金業者が海外出稼ぎ売春のブローカーと組み、出稼ぎに行くことを担保に、売り掛け分を貸し付けたケースも流行っています。女性のツケは300万円。出稼ぎに行けば、それをチャラにするという条件を最近聞きました。女性には1円も入らないので、闇金はだいぶ稼いでるはず」
闇金業者は、売掛金額と女性の容姿レベルを海外ブローカーに伝え、どの国に、どれくらいの期間で行かせるのかを決め、ホストにお金を渡すという。女性は念書を書かされ、海外に飛ばされる。
「念書には、借金額と返済額、女性の個人情報、ホストクラブや担当名、実家住所と親の名前まで書かされるんですから、逃げられません」(N氏)

