◆闇金スカウトの利率は法外
![ホスト客[人身売買]極悪手口](https://assets.mama.aacdn.jp/contents/210/2026/1/1767424553449_0ap76vb7px9n.jpg?maxwidth=800)
「ホストと懇意にしているスカウトが売り掛けを立て替えて、女性を引き取るんです。期日までに返せなかったら、海外に送られる。スカウトはグループ自体が儲かっているのでお金をポンと出しますよ。ホストは女性とホテルに行った際に行為を動画に撮り、スカウトに渡す。リベンジポルノが担保になっているというわけです」(T氏)
スカウトとしては海外に出稼ぎに行ってもらえば収入になる。高額なツケが発生したら、猶予を与えずすぐ海外に送る流れが生まれているのだ。
「金利も凄まじいですよ。最近、私が見たものは借入金額150万円を、2か月後に230万円にして返すというもので金利は50%。月20~30%で設定することが多いようです」(同)
ホスト側が積極的に動くのは、売り掛けを回収する以外の目的もあるという。
「女性を闇金業者やスカウトに渡すと、ホスト自身の小遣い稼ぎにもなるんですよ。例えば、180万円のツケだったら200万円を前金で出してくれる。20万円がホストに対する紹介料です」(同)
◆海外売春で月40万円しか稼げないケースも
![ホスト客[人身売買]極悪手口](https://assets.mama.aacdn.jp/contents/210/2026/1/1767424553449_c8trvaq0908.jpg?maxwidth=800)
![ホスト客[人身売買]極悪手口](https://assets.mama.aacdn.jp/contents/210/2026/1/1767424553449_uibfjwjigxs.jpg?maxwidth=800)
「最近は本当稼げなくなりました。スカウトは『めっちゃ稼げるコは1000万円いく』と言うんですけど、実際にそんなに稼いだコは見たことがない。私が聞いた最高額は月500万円ですが、レアケースですよ。だいたいは月100万円いくかいかないか。40万円しか稼げなかった知り合いは『日本の風俗のほうがよかった』と泣いてました」
行き先については最近、韓国やオーストラリアが多く、次いで東南アジアだと言う。SNSでも「最近稼げない」という情報が多数あった。
「一日15万円以上稼げないと、海外に行く意味はないのですが、最近はオーストラリアでも一日10万円しか稼げないという声をよく聞きます。アジア圏はもっと低い。加えて『客からのクレーム3件で罰金』や『50万円の宣材撮影費を要求された』というケースも。今や海外売春で稼げるのはごく一握りで、残りの9割は苦しんでいます」(N氏)
法改正で生まれた、こうした新たな状況について、前出の協議会事務局担当者は「出稼ぎ売春事情の調査を開始し、関係機関と対策を話し合っているところです」と話す。
![ホスト客[人身売買]極悪手口](https://assets.mama.aacdn.jp/contents/210/2026/1/1767424553449_x7i3ccctfym.jpg?maxwidth=800)
「風営法改正前から、大手グループでは徹底して売り掛けを禁止しています。研修などを行って違法行為をしないようしっかり管理しています。優良ホストが健全化に向け大きく舵を切るなかで、置いていかれた悪質ホストにより地下化が進んでいるのです。業界は改正以降、客足が鈍り、1〜2割ほど減りました。大きな痛手だったのは売上金額やナンバーの表示規制。あれは客が投じた金額が反映されるので、表示禁止になると課金競争も廃れます。売り掛けなしで飲む女性社長や金持ちマダムがホストから卒業してしまった。今後は、従来とは別の方法で魅力を提供していくしかないでしょう」
ホスト業界が変革を迫られるなか、海外で危険に晒される日本人女性が一人でも減ってほしいものだ。
【夜野 仁氏】
現役の税理士・経営者という異色のホスト。歌舞伎町ALL NOTORIOUSに在籍。入店初日に売上4000万円、初月売上8700万円の伝説を持つ
取材・文/週刊SPA!編集部 写真/Shutterstock
―[ホスト客[人身売買]極悪手口]―

