家計改善の仕上げ
最後に、見落としがちな三点を確認しました。
〇団体信用生命保険の補償範囲(がん・三大疾病など)を把握しておくこと。
〇固定資産税や火災保険・地震保険を含めた「住居コストの総額」を年次でレビューすること。
〇住宅ローン減税は省エネ基準適合の確認が前提。次の家計見直し日までに、住宅性能証明の保管書類をチェックすること。
「死ぬまで働く」ではなく、「働けるうちに仕組みで返す」。2人は予定表の余白に、来年の“繰上げ返済記念日”を書き込みました。毎年の小さな前進が、65歳の残債を削り、心の重さを軽くします。
家は人生の中心です。だからこそ、ローンは「最長で組み、最短で返す」。仕組みと順番で、未来は巻き戻せます。
波多 勇気
波多FP事務所
代表ファイナンシャルプランナー
