【号泣映画3】多様性を問いかける実話ベースのオスカー受賞作!「グリーンブック」
第91回アカデミー賞で見事作品賞、マハーシャラ・アリの助演男優賞、脚本賞の3部門に輝いた珠玉の一作。タイトルの「グリーンブック」は、黒人用旅行ガイドブックのこと。実話に基づいた作品で、人種問題を扱いつつも、上質の感涙ヒューマンコメディに仕上がっています。
舞台は、まだ人種差別が色濃かった1962年のアメリカ。粗野で無教養だけど、人懐っこくて頼りになるトニー・リップ(ヴィゴ・モーテンセン)が、インテリの黒人天才ピアニスト、ドクター・シャーリー(マハーシャラ・アリ)のコンサートツアーに同行する用心棒兼運転手を務めます。
フランス映画の名作「最強のふたり」(2012年)のように、白人と黒人の凸凹名コンビが最高で、感涙トラップも満載。価値見も育った環境も違う二人が、旅を通して互いを認め合い、友情を育んでいく姿に泣けます。
年齢を経ていくと、ついつい価値見が凝り固まったりしてしまいがちですが、偏見なんて本当にじゃまなだけで、いくつになっても互いの良さを認め合えば、かけがえのない友を見つけることができるんだと実感! 何度もリピートしたくなる秀作です。
グリーンブック
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【号泣映画4】四十路の夫婦が織りなす愛の絆に泣き笑い「今度は愛妻家」
中谷まゆみ作の戯曲を、「世界の中心で、愛をさけぶ」(2004年)の行定勲が映画化した、笑って泣ける感動作。「今度は愛妻家」というタイトルが示す通り、豊川悦司が演じるのは、面倒くさがり屋で浮気癖のある、決して愛妻家ではない夫・俊介。そんな夫の健康を気遣う明るい妻さくら役に薬師丸ひろ子が扮し、二人がテンポの良い掛け合いを繰り広げます。
なんといっても、安定感抜群の二人が織りなすやりとりの“間”が最高です。また、結婚して10年たった四十路の夫婦あるあるには、ハルメク世代も「わかるわかる」と思わず吹き出してしまいそう。どうやら二人は倦怠期を迎えているようですが、なんだかんだ言いながらも、実は互いになくてはならない存在だと気付いていきます。
そんな調子で、くすっと笑えるコメディとして進んでいく分、終盤に待ち受けるまさかのオチには思わず目を見開いてしまいました。そこからじわじわと浮き彫りになっていく夫婦愛には涙を禁じえません。前半が朗らかなコメディで楽しかった分、切なすぎる結末との落差が激しすぎて、わなわなとなってしまいそう。一筋縄ではいかない夫婦の関係性が、とても深く描かれた映画なので、ハンカチ必携で見ていただきたいです。
今度は愛妻家
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