シンガーソングライターで、アイドルグループ・ZOCXのプロデューサー兼メンバーの大森靖子さんが2026年1月3日、自身の過去の発言についてXで釈明した。

「でも田嶋陽子的なのはイヤですよ(笑)」
発端となったのは、14年9月18日に音楽系メディア「音楽ナタリー」に公開されたロックバンド・銀杏BOYZの峯田和伸さんとの対談記事だった。女性アイドルの在り方をめぐるやり取りの一部が、26年1月2日ごろからSNSで拡散された。
対談では、女性アイドルの流行について、峯田さんが「あれは女性が作る女性の世界じゃなくて、ちょっとどっか男性側の欲望とかから作られる女性の世界じゃないですか」と主張。大森さんも「やっぱりアイドルを作って動かしてる男の人っていうのがいる」などと共感を示した。
一連のやり取りの中で、大森さんは女性学研究家で政治家の田嶋陽子氏を引き合いに、「でも田嶋陽子的なのはイヤですよ(笑)」と発言。
「ああいうのがやりたいわけじゃないです。女性が社会運動すればするほど女性が不自由になっていくんですよ。だからあれとっととやめてほしくて。だってもともと自由なんだから。社会と関係なく自由でいればいい。世界は楽しいじゃん、ってずっと思ってるんです」と語っていた。
この発言が、フェミニズムや女性の社会運動に対するスタンスをめぐるものとして受け止められ、SNSで賛否を呼んだ。
「そこからどう立ち振る舞うか、積み重ねてきた」
大森さんは1月3日、Xを更新し、拡散された過去の発言をめぐる思いを明かした。
「11年前のインタビューの切り抜きですが、言葉に問題があったことを理解して真摯にそこからの11年間活動してきました。どうか楽曲に触れてくださると幸いです」
表現活動への姿勢について、「曲は時代の鏡です。それを理解して、なるべく人の魂の振れる場所をつくり、また描くことを反復しています」とコメント。
これまでの活動について「私がパニック状態で拒絶した心も、社会の11年前時点での結果ではあることも自戒に、そこからどう立ち振る舞うか、積み重ねてきたのが今の私です」と振り返った。
「全ての人の生きてきた心、抗う魂に感謝しています」とした上で、「私は私の仕事を頑張ります」と記した。