いつまでも輝く女性に ranune
「図々しいな、無理だよ」新幹線で荷物棚を占領する男性に下った天罰。その後、乗客に頭を下げて荷物を移動させたワケ

「図々しいな、無理だよ」新幹線で荷物棚を占領する男性に下った天罰。その後、乗客に頭を下げて荷物を移動させたワケ

◆車掌が二人やってきて男性を聴取

 ところが、投稿からおよそ1時間ほど経過したとき、前の車両から入ってきた2名の車掌が、男性の席の前で立ち止まったそうです。

「小声で何を言っているかよく聞き取れなかったのですが、棚の上の荷物を指差しながら聴取しているような雰囲気でした。でも、徐々に車掌の声がはっきり聞こえてきたのです」

 二人の車掌はお互い顔を向け合い少しうなずいてから落ち着いた声で男性に語りかけました。

「お客さん、明らかに常識の範囲を超えています。この行為はですね、車内マナー違反、そして業務妨害の恐れがありますよ。理解されていますか?」

 車掌は、あくまで丁寧に、そしてはっきりとした口調で男性に注意を促していたようでした。さっきまで横柄な態度だった隣席の男性は、車掌のシリアスな表情にかなりビビった様子で、何度も頭を下げていたそうです。

「ペナルティがあることを知っていたのでしょうね。車掌の言葉を耳にしてからは別人のようにそわそわし出して、その後車掌と一緒にどこかへ行ってしまいました」

◆荷物が消えやがて男性もどこかへ行った

 しばらくして席に戻ってきた男性は、藤川さんに軽く会釈をしてから棚の上の荷物を移動し始めたそうです。

新幹線 荷物
「まるで別人のように笑みを浮かべながら私に頭を下げたんですよ。特になにも会話はありませんでしたが、男性はせっせと大量の荷物を後の号車のデッキまで移動させ始めたんです」

 窮屈だった棚の上は、すっかりスペースができ、藤川さんは自分の荷物を少し離れた棚から移動させ、ようやく落ち着いた旅がスタートしたそうです。

「その後、さっき来た車掌が私の前に現れて、男性の迷惑行為に対する謝罪と、迷惑行為が発覚した理由を教えてくれました。他の乗客からの通報があったようで、その乗客は私がポストしたツイートを見ていたそうなんです」

 少し興奮気味に話してくれた藤川さん。まさに奇跡のような出来事が起きていたのでした。その乗客のおかげで、あの横柄で常識のかけらもない男性を退散させることができたのでした。

 改めてSNSが持つ影響力には驚かされました。

<TEXT/八木正規>

【八木正規】
愛犬と暮らすアラサー派遣社員兼業ライターです。趣味は絵を描くことと、愛犬と行く温泉旅行。将来の夢はペットホテル経営
配信元: 日刊SPA!

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