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【義実家トラブル】ストレスで体調不良に…夫も味方してくれない女性に住職がアドバイス

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スルースキルを身に付ける&会話を掘り下げないことも大切

スルースキルを身に付ける&会話を掘り下げないことも大切

最後に(3)sayさんについてです。

私も時々、思いもしない自分の悪いうわさを聞いてショックを受けることがあります(ご主人の話をうのみにした義両親がsayさんに放った言葉もそれです)。

人は、他人の一面だけを見たり聞いたりして、判断を下しがちです。自分はそうしないように努めても、他人がそうするのをやめさせることはできません。

そこで、ショックを受けないために、私は、私の一面からどんな悪い評価がされるか3つくらい考えています。そうすれば、悪いうわさを聞いても「そう思っている人はいるだろうと思っていました」と軽くスルーできるようになります。

私に関してなら「本の印税をたくさんもらっているらしい」「いつも上から目線なんだ」「偉そうなことを書いているけど、夫婦仲は悪いらしい」と思っている人は少なくないでしょう。そのくらいの予想はできています。

sayさんも、そんな準備をしながら、義両親とは挨拶程度の関係で、こちらからの一方通行の関心くらいを持っていればいいかもしれません。一方通行の関心とは、相手にそつなく返答し、それ以上は突っ込まないという意味です。

例えば、「先日は主人がごちそうさまでした」(sayさん)、「お袋の味はおいしいって、たくさん食べてたわよ」(義両親)、「私も頑張ってレパートリーを増やしますね」(sayさん)で、それ以上掘り下げた会話はしません。

「この間は旅行のお土産をありがとうございました」「おいしかった?」「とてもおいしかったです」レベルの言葉のキャッチボールです。「旅行はどうでした?」なんて聞かなくてもいいのです。

「疎遠になるのは薄情かも……」なんて、心配しなくていいですよ。心身が不調になるほどのsayさんが、義両親と距離を取るのは “薄情”ではなく、“大人の智恵”だと思います。

回答者プロフィール:名取芳彦さん

回答者:名取芳彦さん

なとり・ほうげん 1958(昭和33)年、東京都生まれ。元結不動・密蔵院住職。真言宗豊山派布教研究所研究員。豊山流大師講(ご詠歌)詠匠。写仏、ご詠歌、法話・読経、講演などを通し幅広い布教活動を行う。日常を仏教で“加減乗除”する切り口は好評。『感性をみがく練習』(幻冬舎刊)『心が晴れる智恵』(清流出版)など、著書多数。

構成=渡邊詩織(HALMEK up)

※HALMEK upの人気記事を再編集したものです。

配信元: HALMEK up

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