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交渉・計算力…子供の金銭感覚が育つと人気の「キッズフリマ」とは?

キャッシュレス決済が当たり前になり、スマホひとつで買い物ができる便利な時代。ふと、子どもたちの姿を見ていて心配になることはありませんか?

「お金が見えない分、使ったという感覚が薄いのではないか」「お金=無限に湧いてくるもの、と思っていないだろうか」

そんな中、教科書でもドリルでもなく、遊びながらリアルな経済活動を体験できる「キッズフリマ」が、各地で密かに人気を集めているのをご存知でしょうか。今回は、子どもたちが主役となって商売を学ぶキッズフリマの魅力と、そこで育まれる経済感覚についてご紹介します。

親は立ち入り禁止!?子どもだけの聖域「キッズフリマ」

屋外で販売している子供用のおもちゃ 【画像出典元】「stock.adobe.com/佑太郎 西岡」

一般的なフリーマーケットとキッズフリマの最大の違い。それは、売買エリアには子どもしか入れないという絶対的なルールにあります(多くのイベントでは小学1~6年生などが対象)。

準備や片付けの手伝いはOKでも、いざお店が開店したら、親はエリアの外へ。ロープ一本隔てた外側から、わが子の奮闘を見守ることしかできません。「もっと安くして」「ちゃんとお釣りを渡して」と喉まで出かかる言葉をグッと飲み込む忍耐が、実は親側にも試されるイベントなのです。

この「親がいない」環境こそが、子どもたちの自主性を大きく伸ばすポイントです。会場では本物のお金が行き交い、子どもたちは自分でお店のレイアウトを考え、お客さんを呼び込み、お金を受け取り、商品を渡します。これらのすべてを、子ども自身の判断で進めていくのです。

近年は、商業施設や自治体が主催するケースも増えており、リユース意識の高まりとともに、実践的な社会体験の場として注目されています。

準備段階で学ぶ「商売の基本」と「モノの価値」

キッズフリマの学びは、家での準備段階から始まっています。 まずは商品選び。もう遊ばないおもちゃや読み終わった本の中から、売るものを選別します。これは単なる部屋の片付けではありません。自分には不要でも、誰かにとっては宝物になるかもしれない、というリユースの精神に触れる第一歩です。

そして、最も頭を悩ませるのが「値付け」です。「このおもちゃは大好きだったから500円!」と強気な値段をつけると、親から見れば「それは高すぎるんじゃ…」と思うこともあるでしょう。しかし、ここで「もっと安くしなさい」と正解を教えてしまうと、子どもが自分で考える機会を奪ってしまいます。

「他のお店にもっと安いのがあったらどうする?」「 お客さんはいくらなら買いたいと思うかな?」

そんな問いかけを通じて、子どもは独りよがりではない相手の目線を意識し始めます。高くしすぎると売れない、安すぎると利益が出ない。このジレンマと向き合うことこそが、マーケティング感覚の芽生えとなります。

配信元: mymo

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