
米連邦公開市場委員会(FOMC)は3会合連続の0.25%の利下げを決定しました。2026年の金利見通しをめぐっては、FOMC内でもタカ派とハト派の見方に大きな乖離があり、市場では利下げ継続の期待が根強く残っています。本レターでは、FOMCの経済見通しを踏まえながら、2026年の米国経済の展望についても解説します。 ※本記事は、フランクリン・テンプルトン・ジャパン株式会社が2025年12月12日に配信したレポートを転載したものです。
FRBは3会合連続で0.25%の利下げを決定
米連邦準備制度理事会(FRB)は12月10日の連邦公開市場委員会(FOMC)で、3会合連続となる0.25%の利下げを決定しました(図1)。今回の決定は賛成9名、反対3名と意見対立が残る中で行われました。
パウエル議長は記者会見において、「今後出るデータやリスクのバランスに基づいて、追加の調整の程度とタイミングを検討する」と述べ、今後の利下げについては慎重に判断する姿勢を示しました。実際、今回示されたFOMC参加者の政策金利予想の中央値は、2026年に1回の利下げを見込むに留まっています。
市場では2026年の利下げ継続の期待は根強い
ただし、2026年の金利見通しをめぐっては、FOMC内でタカ派とハト派の見方に大きな乖離があり、実際の利下げペースは今後の経済データや2026年5月のFRB議長交代などの要因に左右される可能性があります(図3)。
一方、金利先物市場では、今回のFOMCの政策決定を受けても2026年に2回程度の利下げが織り込まれており、市場の利下げ期待は依然として根強い状況にあります。
