
そんな石井さんに、2025年とこれまでの道のりを振り返ってもらいました。また、躍進を遂げる石井さんが、共演から年月が経つ今も、1年に1度は電話をするほど慕っている先輩俳優からもらった言葉や、芸能界に入る際に家族からかけられ、大切にしている言葉を聞きました。
◆全部の役を好きになれた1年間
——2025年は特にさまざまな役を演じて活躍しました。改めてどんな1年でしたか。石井杏奈(以下、石井):今までやったことのないほど体を使う役がありましたし、確かに役の幅も広かったですね。役者人生の中ですごく充実していた年でした。自分とは真反対だと感じる役はあまりなく、全ての役を楽しみながら、全部の役を好きになれた1年間でした。

石井:そうですね。まったくのゼロから作るというより、たとえばあまり人に好かれない役だとしても、どこか共感したり、いいところがあると感じます。そうしたところを探して、いかに自分に近づけるか考えていくことが多いです。
◆「別の道を選んでいたら…」と考えることもあったが

石井:いっぱいあります。振り返ると、中学生活よりも仕事をしていたなとか。みんなが高校を受験していたときの分岐点とか、ダンスを頑張っていたときとか。そうした分岐点では悩むこともありましたし、「別の道を選んでいたらどうなっていただろう?」と考えることもあります。
E-girlsで頑張っていたときも、その前は楽しくダンスをしていたけれど、仕事になったことで好きじゃなくなってしまった瞬間もありました。そのなかで「もっとこうなっていきたい」という夢が出てきて行動しました。今はダンスをしていてよかったと感じますし、振り返るたびに、今に繋がっていると感じています。どの分岐点も正解だった。自分の好きな人生を歩めているなと。悩んだことも間違っていたわけではないと思います。

