神戸・六甲の住宅街にある「BRANTA BAKESTORE®︎」。スペシャルティコーヒー専門店「TAOCA COFFEE」から生まれたこのお店のチーズケーキが絶品だと噂を聞きつけ、取材してきました!
元ミシュラン出身で元フレンチシェフのバリスタから始まった「本気」のお菓子ブランド。その中心にあるのが、コーヒーとの相性をとことん追求したチーズケーキ。お店の背景を知れば知るほど、ひと口がもっとおいしく感じられる——そんな物語がありました。
住宅街にそっと佇む、スペシャルな時間を過ごせる“コーヒーとお菓子”の発信源

神戸・六甲の住宅街を歩いていると、ふと目に留まる白い小さな建物。そこが「BRANTA BAKESTORE®︎ 神戸六甲本店」です。最寄りの六甲駅から歩いて数分、喧騒とは無縁の静かな通りにひっそりと溶け込むように佇んでいますが、“本気のコーヒー”と“本気のお菓子”が出迎えてくれる実力派の拠点です。

このお店は、兵庫県内に5店舗を展開するスペシャルティコーヒー専門店「TAOCA COFFEE」の姉妹ブランド。豆の個性を見極め、抽出技術にまで徹底的にこだわることで、コーヒーの可能性を日常に届けようとしてきたのが「TAOCA COFFEE」。ただ豆を売るのではなく、日常にコーヒーが自然に溶け込むようにと、ライフスタイルに寄り添う存在を目指しているそう。

その哲学は、「BRANTA BAKESTORE®︎」にも色濃く受け継がれています。
「コーヒー豆を買いに来たついでに、スイーツも…」というより、「この焼き菓子を求めてまた来たい!」と思わせてくれる場所。カウンター越しにスタッフと話しながら、自分好みのお菓子を選ぶひとときは、五感がじんわり満たされていくような、ちょっと特別な時間です。
バリスタの休日から始まった、本気のスイーツブランド。

「BRANTA BAKESTORE®︎」は、TAOCA COFFEEのバリスタ・笠井さんの“本気”から始まりました。もともと銀座の星付きフレンチで修行を積んでいた料理人だったという笠井さん。コロナ禍をきっかけに関西に移住し、大好きだったコーヒーの道へ。知人のすすめで「TAOCA COFFEE」へ応募し、バリスタとしての一歩を踏み出します。

そんなある日、休日に趣味で焼いたお菓子を職場に差し入れたところ、なんと社長から「店でやってみたら?」とのひと声が。そこから「本気でやるなら」と、商品開発がスタートします。

まず決めたのは、「コーヒーに合うこと」「焼き菓子であること」「きちんと利益が残るビジネスであること」。そうして選ばれたのが、神戸らしくもあり、個性が出しやすい“チーズケーキ”でした。「社長がチーズケーキ好きだったから」という、なんとも人間味あふれる理由も、なんだか素敵です。