
健康のために選んでいるはずの食事。その“組み合わせ”が、実は栄養を打ち消したり、体に悪影響を及ぼしたりすることがあるとしたらどうでしょうか。日常的によくある組み合わせにも意外な落とし穴があります。今回は「避けたほうがいい食べ合わせ」と、そのリスクを減らす食べ方の工夫を紹介します。
サンマと漬物の意外な落とし穴

秋が旬のサンマ。日本の食卓にはなじみの深い青魚で、EPAやDHAを多く含む超優良食品です。ご飯と味噌汁、漬物で焼きサンマ定食といえば定番中の定番です。
でもこの組み合わせには落とし穴が。
サンマを焼くと、たんぱく質が変化しジメチルアミンという物質が発生。漬物に多く含まれる亜硝酸塩とこのジメチルアミンが胃の中で出合うと、がんなどを引き起こすとも言われているニトロソアミンが生成されてしまうのです。
ニトロソアミンが生成を抑制するには、亜硝酸塩が含まれない手作りの漬物を食べる、ビタミンCを同時にたっぷりとるなどの方法があります。焼きサンマに添えられている大根おろし、カボスもきちんと摂取することでリスクを減らすことができます。
同じ理由で、ホウレンソウとベーコンのソテーの組み合わせもNG。ホウレンソウは野菜の中でも栄養価が高い優れた食材ですが、硝酸を多く含んでいます。これが体内で亜硝酸に変化、この亜硝酸塩と、ベーコンのたんぱく質が分解されてできるアミンが反応してニトロソアミンを発生させてしまいます。またベーコン自体も亜硝酸塩を含むので要注意です。
こちらもビタミンCを同時に摂取することで発生を防ぐことができるので、レモン汁をかけたり、食後に柑橘類を摂ったりしましょう。
納豆&生卵 定番朝ごはんの組み合わせもNG?

発酵食品である納豆と、必須アミノ酸をたっぷり含んだ生卵は日本人の誇る健康食。
しかし、この2つの組み合わせ、実はあまりおすすめできません。
納豆に含まれるビタミンB類であるビオチンは、アレルギー反応で発生したヒスタミンを体外へ排出したり、湿疹や皮膚炎を軽減したり、抜け毛や白髪の予防などの効果がある栄養素。しかし、生卵を同時に摂取すると白身に含まれるアビジンが、腸内でのビオチンの吸収を妨げるのです。せっかくのビオチンの効果が台無しに・・・。
ただし、アビジンが含まれているのは生の卵白。卵黄だけ食べる、火を通し温泉卵にする、などの工夫で美味しく安全に食べることができます。
