小豆の食物繊維はゴボウの4倍!

小豆が有する食物繊維の量は、野菜の中で最も多いゴボウの約4倍。食物繊維には水を抱き込む性質があるため、ゆでた小豆の食物繊維の量はさらに多くなります。
また、成分の半分を占めるデンプンは、ゆでると食物繊維と同様の働きをするレジスタントスターチに変化します。「その結果、腸に働きかける力が増し、善玉菌が増加。腸内環境を整え、免疫力を向上させます。
食物繊維には水溶性と不溶性がありますが、小豆の場合、7割が不溶性。腸のぜん動活動も活発になるので、便秘も解消します」と加藤さんは言います。
食物繊維の含有量の比較
水溶性食物繊維と不溶性食物繊維の含有量の比較(100gあたり)
ゴボウ……5.7g(水溶性2.3g、不溶性3.4g)
小豆……24.8g(水溶性7.7g、不溶性17.1g)
ゆでた小豆はさらに多くなります。
小豆のポリフェノールは赤ワインの約2倍!

一方、ポリフェノールは、体内で老化やがんなどの病気を引き起こす活性酸素を除去する成分です。脂肪の吸収を防ぎ、食事でとった糖の分解・吸収を抑える働きもあります。
「ポリフェノールを含む食品で有名なのが赤ワインですが、小豆の含有量はその約2倍。人が本来持っている抗酸化力は40代以降、一気に減少するため、日々の食事で効率よく補うことが重要で、その点で小豆は最適な食材なのです」と加藤さん。
ポリフェノール量の比較
小豆に含まれるポリフェノールの量は、同量の赤ワインと比べて1.5~2倍。5000種以上あるポリフェノールの中で、小豆に含まれるポリフェノールは赤ワインに含まれる種類とは異なり、ルチンやカテキンなど、抗酸化力の強いポリフェノールが豊富。
特に50代以降にはうれしい栄養がたくさん含まれている小豆。次回は、小豆が持つ7つのすごいパワーについて、詳しく教えてもらいます。
取材・文=大門恵子(ハルメク編集部)
※この記事は雑誌「ハルメク」2022年2月号を再編集し、掲載しています。

