
夏休みに、念願叶って台湾の台北市へ行って参りました。2泊3日の旅です。果たして2泊3日が充分な日数であったのか、と振り返ります。
いつも旅の前にはお洋服のテーマを考えます。今回はなににしようか、建物でもないし、食べ物でもないし、ということで、わたしの中の台湾のイメージであるカラフルな色使いでコーディネートしました。
<「白菜家族」の日>
1日目は羽田空港から出発して台湾の松山空港に降り立ちます。空港からタクシーで最初の目的地「國立故宮博物院(こくりつこきゅうはくぶついん)」へ向かいました。翡翠や象牙の彫刻が有名です。翡翠の彫刻「清 翠玉白菜(すいぎょくはくさい)」はチェコの国立博物館へ出張中でした。日本語を話される館内の案内の方は「白菜のファミリーがいます。」とにっこりされました。「肉形石(にくがたいし)」もちょうど台湾の澎湖(ポンフー)の博物館へ出張中でしたけれど、不在のことの方が珍しいそうですので、これもまた旅の思い出です。ミュージアムショップではおみやげに白菜のチャームなど、あれこれと購入しました。
白いブラウスとピンク色のパンツの組み合わせ。北インドの伝統刺繍チカンカリです。シンプルですが、とても気に入っているコーディネートです。

<迪化街(ディーホアジェ)を歩いた日>
2日目は午前中に迪化街(ディーホアジェ)へ。趣(おもむき)のある低い建物が連なる通りの両側に、乾燥果物や漁師網のバッグ、おみやげ屋さんが並びます。友はおしゃれなチョコレートや名物の唐辛子のおやつをおみやげに選んでいました。わたしは台湾茶をおみやげに。
緑色のシャツにブーゲンビリアのピンク色のシルクのパンツ、薄紫色のキャミソールをシャツの裾から見えるように。羽織には黄緑色のカーディガンを合わせました。東京の風景の中では色が強過ぎるかなと思う組み合わせですが、「台北の街の一部になりたい」の意気込みで。
市場も見物することができました。食文化の豊かな街です。あちらもこちらもとにかく美味しそうで、「あぁ、家が近ければ買って帰るのに!」と言いながらの見物でした。

からすみ屋さんの台やお仕立て屋さんのミシン台にかかっている華やかな色合わせの生地が、わたしのイメージする「これぞ台湾」の花模様です。
生地屋さんで花柄の生地を探せば良かったなぁ、とあとで思いました。首に巻けるくらいの幅があったら楽しく使えたのに、この時には思い至りませんでした。
甘味処の店先では、器と器の間に細長い板を挟んで積んでいます。ただ重ねるのではなく、見目によろしく考えられているのは知恵だと感心します。
いちじくの色の美しさと角切りになったパッションフルーツとみかんのオレンジ色がまるで天然石のビーズのようで、いくつもの綺麗なものが街の景色を作り上げているのかと思い、なにかをひとつ持ち帰るのでは意味がないような気持ちになりました。食べたいよりも目に楽しい街並みです。
お茶の包みの愛らしさ、書籍の表紙、生活雑貨など、台湾では素敵なデザインを多く目にします。

漁師網のバッグはこれだけカラフルにたくさん並んでいるのを見ますとふわぁっと物欲が湧いてきます。ごちゃごちゃ具合が絶妙に美しい店先でした。
日曜日はお休みのお店が結構ありました。ドアノブがボタンとは、なんて可愛い! きっとお裁縫のお店に違いないのに、お休みで残念でした。ちょっとしたことなのに、アイデアだなぁ、と感心しきりです。

