◆QBハウスとイワサキ、何が違うのか
気になるのが、仕上がりや接客サービスの品質だ。実際の利用を経験すべく、平日の17時頃に東京都内のイワサキ店舗を訪問してみた。店内に入ると自動発券機で「カットのみ」などのメニューを選択し、発券される受付票を受け取るというシステム(支払いは退店時に対人での会計)。受付票にはQRコードが記載されており、スマートフォンで読み取るとサイト上で呼び出し状況が確認できるため、待つ間に外出することが可能。ちなみにQBハウスも入店時に自動発券機で受付を行う方式だが、発券時にセルフで支払いを済ませる点がイワサキとの違いだ。また、QBハウスでは待ちスペースのベンチに座り、前の人のカットが終わるたびに徐々に一人分ずつ前に移動して席を詰めていく必要があるが、イワサキが番号が呼び出される方式なので、ずっと同じ席で待っていればよい点も異なる。このほか、QBハウスは呼び出されてからカットする座席前のロッカーに荷物やコートなどを入れるが、イワサキは入店時に店舗入口横のカギ付きロッカーに荷物を入れる流れとなっている。
◆イワサキの美容師のほうが業務負担が多い?
筆者が訪問した際は、前に2名ほど呼び出しを待つ客がおり、10分ほどで番号を呼び出された。シャンプー用の席も含めて計6席で美容師が3名という体制であり、同時並行で3人の客のカットが行われていた。カットが終わると担当した美容師がレジのところへ行き、客の会計を行い、さらに床に切り落とされた髪の毛を清掃して次の客を迎える準備も行っていた。QBカットでは精算は客が入店時に自動発券機でセルフで行うため、会計対応の分、イワサキの美容師は業務負担が多くなっているように感じた。ちなみに筆者は荷物を入店時にロッカーに入れておくというシステムを把握していなかったため、席に呼び出された際に荷物とコートを持って席へ行こうとし、美容師に指摘されて慌てて店舗入口横のロッカーに持っていくことになった。続いて席に着いたところで美容師から、自動発券機で受け取った受付票を提示するように言われ、コートのポケットに入れたままロッカーに入れてしまったことに気が付いたが、その旨を伝えると、会計時に提示してくれればOKだと教えてくれた。
一般的な美容室ではカットした髪の毛が服の中に入らないように首にエプロンのようなネックシャッターを装着してくれるが、イワサキでは紙のネックペーパーを使用。クリーニング代・乾燥代などを削減する目的があるのだと考えられる。

