◆「細かいリクエスト」を伝える客に対する反応は?
いよいよカットが開始。まず、どのような仕上がりにするのかを聞かれ、耳の周りや後ろを刈り上げて、上部はスポーツ刈りくらいに短くカットしてくれるよう伝えたところ、「全体的に丸い感じになるようにするのか。もしくは上が平らに近い感じにするのか」「刈り上げは上のほうまでやってよいのか」「上の髪の毛はどれくらいの長さにするのか。半分くらい切ってしまってもよいのか」など、細かく丁寧に質問してくれ、このあたりは一般的な美容院と比べて遜色はない。ちなみに他の客は前髪やもみ上げの長さなどについて細かいリクエストを伝えていたが、担当する美容師は面倒そうな様子は一切見せずに「~のようになりますが、よろしいですか?」などと一つひとつ確認していた。こうした丁寧な接客サービスはQBハウスも同様であり、大手チェーンゆえの徹底した従業員教育が行われている様子がうかがえる。
カットが終わると、手持ち鏡で後頭部や頭部側面の仕上がりを見せてくれ、問題ないと伝えると、天井から伸びる掃除機のホースのようなもので頭や顔についた髪の毛を吸い取ってくれる。肌にあたる部分がブラシ状になっているのだが、QBハウスのものより少し硬く、時折ブラシが肌に刺さって少し痛みを感じてしまった。トータル15分ほどで終了し、入口付近のレジで担当美容師がレジ対応をしてくれる。今回訪問した店舗はQRコード決済には対応していなかったので、現金で支払いを済ませた。
ちなみに、店内に置かれた紙のメニュー表には「男性客も大歓迎」と書かれていたが、滞在時間30分ほどの間、女性客の姿は見当たらなかった。筆者は普段、QBハウスを利用しているが、QBハウスでも女性客を見かけたことはなく、現時点では両チェーンの主要客は男性なのかもしれない。
◆仕上がりとカット時間に大きな差はなし

もし自宅の近くに両チェーンの店舗がある場合は、1度、試しに両方を利用して比較してみると、思わぬ気づきを得られるかもしれない。
<TEXT/山田浩二>
【山田浩二】
飲食チェーンや学習塾、小売り企業を経てIT企業でシステム開発業務に従事。現在はフリーのライターとして主に企業・ITなどのジャンルに関する取材・記事執筆を行っている。

