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『ビリギャル』作者が「書くつもりはなかった」続編を手掛けたワケ。「アップデートされた令和の物語」が必要と思い立つ

『ビリギャル』作者が「書くつもりはなかった」続編を手掛けたワケ。「アップデートされた令和の物語」が必要と思い立つ

◆単に成績を上げるだけでなく…

ーー現在、どんな活動に軸足を置いているのですか?

坪田信貴:私は基本的に「目の前の人から頼まれたことをやる」というスタンスで活動してきました。吉本興業の社外取締役としてデジタル分野を担当したのも、サンマーク出版の顧問になったのも、声をかけていただいたからです。

塾では、単に成績を上げるだけでなく、お母さんたちが求めているのは「この子の人生を応援してくれる大人」だと気づき、塾を卒業した後もずっと繋がる関係性を築ける場を作りたいと思って指導してきています。

出版についても、私は本によって助けられてきた人間です。本は最も古いメディアであり、深く対話ができるディープメディアだと考えています。そして何より、文字のメディアは文化財になる価値があります。

だからこそ「読書ブーム」を作って、文化として定着させたいと思っています。しかし現状では、フォロワー数が多くや知名度を優先した“面白くない本”が増えたことが、出版業界の地盤沈下を招いていると思います。1500円払った人が「なんだこれ」と感じる内容に終始していれば、もう本を読もうとは思わない。

だからこそ、その人が人生をかけてひねり出した、お金を出して買う価値のある渾身の一冊を並べるために、著者を育てないといけないんです。私が携わっている「ビジョナリー著者養成講座」は、ミリオンセラーを出し、その思想を社会に活かせる著者を育成することを目指しています。

◆誰かの「どうせ無理」をなくしたい

ーー『ビリギャル』続編を読む読者に対して、最も伝えたいメッセージをお願いします。

坪田信貴:私の社会的なビジョンは、誰かの「どうせ無理」をなくしたいということ。何か無理なことをやろうとなった時に、みんなが応援するという文化を形成したいです。

もっと言うと、そんなことすらもう考えなくなってませんか? 目の前に神様が現れたとして、「君の願いを1個だけ叶えてあげるよ」って言われたときに、今のあなたの夢をそのまま伝えますか? 「どうせ無理」という領域に一歩足を踏み入れてほしいんです。これからも、たくさんの人にそんな勇気を与え続けていきたいです。

<取材・文/菅原春二>

【菅原春二】
東京都出身。フリーライター。6歳の頃から名刺交換をする環境に育ち、人と対話を通して世界を知る喜びを学んだ。人の歩んできた人生を通して、その人を形づくる背景や思想を探ることをライフワークとしている。
配信元: 日刊SPA!

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