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ビットコインはインフレ時代の資産防衛にも有効?…シニアアナリストが語る「暗号資産市場の現在地」

ビットコインはインフレ時代の資産防衛にも有効?…シニアアナリストが語る「暗号資産市場の現在地」

インフレ対策としても注目されるビットコイン

枡本:インフレになるとビットコインはどうなるんですか?

松田:まずインフレになると、円やドルの価値がどんどん下がっていきます。たとえばコロナ禍のとき、政府や中央銀行がお金をどんどん増やしたんですよ。

枡本:コロナ禍で、市場に出回るお金の量が増えたんですね。

松田:たとえば、アメリカではコロナのときに1人あたり1000ドル配ったり、次に2000ドル配ったりしました。それは国が借金して国債を発行し、FRB(連邦準備制度理事会)がそれを買い取っているんです。これだけお金が増えれば、インフレになるリスクが高まります。

枡本:インフレって、物の値段が上がって、お金の価値が下がることですよね?

松田:その通りです。インフレが進むと、銀行に預けているお金の価値も目減りしてしまう恐れがあります。将来的に預金の価値が減ってしまうかもしれないという不安から、多くの投資家がリスクヘッジをはじめたんです。

枡本:リスクヘッジとは?

松田:リスクヘッジとは、インフレや市場の不安定に備えて、お金の置き場所を分散することです。具体的には、株や不動産、金、そしてビットコインなどの資産に投資する動きが増えます。コロナ禍後でそれらの価値が一気に上がったのも、この背景があるんです。

枡本:ビットコインもインフレ対策として注目されているんですね。

松田:そうです。だから今のビットコインの急上昇は、こうしたインフレ懸念や中央銀行の大量の資金供給が大きな理由の1つだと言えます。またビットコインは、4年サイクルで上昇する傾向があります。

枡本:そのサイクルは景気に左右されないんですか?

松田:されないこともないですが、4年に1度、発行されるビットコインの数が半分になります。これを半減期といいビットコインが希少になるため価格が上がります。暗号資産投資をすでにやっている人の間では有名なため、半減期の1年〜1年半前から上昇を続けるのです。

枡本:じゃあ、上昇前に買うのがいいんですね。

松田:そうですね、しかしいろいろな社会情勢にも左右されるため、上昇フェーズがいつからなのか、どのくらい大きいものかはわかりません。

松田 康生

楽天ウォレット株式会社 シニアアナリスト

桝本 誠二

クリエイターズアイ 代表取締役/ライター

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