ベランダ雨漏りの修理方法は?費用相場からDIYの可否まで徹底解説!

ベランダ雨漏りの修理方法は?費用相場からDIYの可否まで徹底解説!

3.ベランダ雨漏りの点検・修理方法と費用相場

いざ修理を依頼しようと思ったとき、一番気になるのは費用のことではないでしょうか。
ベランダ雨漏りの修理費用は、「点検・調査費用」と「工事費用」の2つに分けられます。それぞれの相場を見ていきましょう。

3-1.雨漏り点検・調査の費用相場

雨漏りを完全に止めるには、原因を正確に特定することが不可欠です。目視で分からない場合、下記のような専門的な調査が必要になります。

調査方法 費用相場 内容
目視検査 0〜5万円 プロの目で見てチェックする基本的な調査
散水検査 5万〜10万円 原因と思われる箇所に水を流し、再現させる調査
発光液検査 15万〜20万円 紫外線で光る特殊な検査液を流して侵入経路を特定する
赤外線サーモグラフィ調査 18万〜30万円 建物全体の温度変化を撮影し、内部の水の通り道を可視化する

3-2.修理費用の目安

雨漏りの原因が特定できたら、補修工事を行います。劣化の程度によって「部分補修」で済むのか、「全体工事」が必要なのかが異なります。

劣化症状 修理内容 費用相場 備考
ひび割れ(クラック) コーキング(シーリング)充填 1箇所 1万〜3万円

部分的な補修の場合深いひび割れは別途調査が必要

表面の摩耗 トップコートの塗り替え 1㎡ 3,000円〜5,000円

防水層を保護する塗装
5年に1度が目安

排水溝の詰まり・破損 清掃、ドレン(排水口)交換 1箇所 1万〜5万円

足場が必要な場合は別途費用がかかる

防水層の膨れ・剥がれ 該当箇所の切開・部分補修 1箇所 3万〜10万円

範囲により大きく変動する

防水層の全面劣化 防水工事のやり替え 防水工法による
(次表参照)

既存防水層の撤去や下地補修を含む全体工事

3-3.代表的な防水工事の種類とコスト

ベランダ全体の防水工事のやり替えが必要になった場合には、いくつかの防水工法の中から選択する必要があります。現在の床の状況や予算、用途に合わせて下記の中から選びます。専門業者のアドバイスを聞いて決定するようにしてください。

防水工法 費用相場(1㎡単価) 耐用年数 特徴・メリット 適する場合
ウレタン防水 5,000円〜8,000円 10〜12年 最も一般的な工法
複雑な形状でも継ぎ目なく施工が可能
複雑な形状のベランダ
室外機がある場所
FRP防水 6,000円〜9,000円 10〜15年 繊維強化プラスチックを形成
軽量で非常に硬く、耐久性が高い
硬化が早いため工期が短い
歩行頻度の多いベランダ・バルコニー
シート防水 6,000円〜9,000円 10〜15年 塩ビ製のシートを貼り付ける工法
広い面積を均一な品質で安価に施工できる
凹凸の少ない広い屋上(マンション等)
アスファルト防水 8,000円〜12,000円 15〜25年 溶かしたアスファルトと防水シートを重ねる工法
防水性能と信頼性が非常に高く、耐用年数が長い
大型ビル・マンションの屋上
木造住宅には不向き(重量がある上に施工に火気を使用するため)

※ 上記の施工費用の他に、足場代や廃材処理費、諸経費が計上されます。正式な費用を知るには、必ず現地調査の上で業者見積を取得してください。

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ご自宅のベランダ防水工法は?見分け方のポイント

修理やリフォームを検討する際には、自宅のベランダがどの工法で作られているかを知っておくと、業者への相談がスムーズになります。

①FRP防水
プラスチックのような硬い質感で、よく見ると細い繊維の模様が見える場合はFRP防水です。叩くと「コンコン」と軽い音がします。現在の戸建て住宅のベランダ防水工法の主流となっています。

②ウレタン防水
表面に継ぎ目がなく、ゴムのような弾力性がある場合はウレタン防水の可能性が高いでしょう。塗料を塗って仕上げているため、滑らかな見た目をしています。

③シート防水
床面にシートを貼り合わせた重なりのある継ぎ目が見える場合はシート防水でしょう。滑り止めの凹凸模様が入ったシートが貼られていることもあります。

④アスファルト防水
表面がコンクリート仕上げ(「押さえコンクリート」)になっている場合は、その下にアスファルト防水層がある可能性が高いでしょう。
主に鉄筋コンクリートのマンションなどで見られる防水工法で、木造住宅で採用されることはほとんどありません。

4.ベランダ雨漏り修理で知っておきたい注意点

雨漏りの修理費用は高額になりがちです。少しでも費用を抑える方法や、トラブルを避けるための知識を持っておきましょう。

4-1.雨漏り修理に火災保険は使える?

雨漏りは条件を満たせば火災保険で修理できる場合がありますが、すべての雨漏りが対象になるわけではありません。

適用されるケース(風災・雪災・雹災)

火災保険が適用されるのは、自然災害が原因の場合です。

台風で飛んできた物が当たってベランダが壊れ、そこから雨漏りした

大雪の重みでベランダが歪み、隙間ができた

雹(ひょう)が降って防水層に穴が空いた

こうした突発的な災害による損害であれば、保険金が下りる可能性があります。

適用されないケース(経年劣化)

単なる老朽化(経年劣化)やメンテナンス不足が原因の雨漏りは、火災保険の対象外です。
「火災保険で無料で直せます」といった甘い言葉で近づき、高額な手数料を請求したり、強引に工事契約を迫ったりする悪質な業者もいます。過度に期待せず、十分に注意しましょう。

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4-2.賃貸・マンションのベランダ雨漏りは誰が修理する?

賃貸住宅の場合

建物の維持管理は所有者の責任です。雨漏りを発見したら、勝手な判断で修理せず、まずはすぐに管理会社または所有者へ連絡しましょう。
家具や家電などの家財に被害が出た場合は、その補償についても相談すべきです。

分譲マンションの場合

一般的にベランダやバルコニーはマンションの「共用部分」にあたり、区分所有者が「専用使用権」を持って使用している場所です。
床の防水層など建物本体に関わる部分の劣化は、通常は管理組合が修繕積立金を使用して計画的に大規模修繕などで補修します。

階上からの水漏れや、自室のベランダ床の劣化による階下への漏水が疑われる場合は、個人の判断で動かず、まずは管理会社(管理組合)に相談するのが原則です。

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