◆開始5分30秒で始まった参加者同士の喧嘩
『ラヴ上等』初日は、参加者が一人ひとり登場するお披露目回。一人目は、特攻服を着て登場した30歳。現在はキャバクラを経営しており、かつては暴走族総長を務めていたという男性「つーちゃん」だ。顔つきとのギャップが激しい「つーちゃん」というニックネームに爆笑しつつ、「最終学歴:少年院」という経歴にいきなり心掴まれた。
二人目は、川崎の暴走族で総長を務めていた22歳の建築業の男性「ミルク」だ。
ミルクが教室に入ってきた途端、「なに見てんだ、コラァあああー!」とつーちゃんは激昂。再生して開始5分30秒で、いきなり角刈りメガネと角刈りメガネによる喧嘩が始まるのだから、あきらかに我々の知っている恋リアではない。
◆「角刈りメガネ同士の押し相撲」は必見
そもそも、教室内にいるのは一人だけなので見られるに決まっているが、その当たり前をすっ飛ばして喧嘩をふっかけにいく攻め気が我々には非日常すぎる。しかも、2人のつかみ合いが始まったら、喧嘩を制止する役割として屈強なセキュリティ3人が登場。恋リアなのに喧嘩を止めるためのセキュリティが常駐しているのもすごい。
また、そのセキュリティがGoProを装着しており、セキュリティ目線の迫力ある映像が視聴者に届けられるという気の利いたシステムである。ハナからセキュリティを発動させる気まんまんなのだ。
結果的にこの喧嘩は殴り合いに発展せず、胸筋を押し付け合うだけのカブトムシバトルみたいな押し相撲で収まり、ホッと一安心。お互いが威嚇し合った後、ミルクが凄みながら「座れよ、テメエ! 恋しに来たんだろ!!」と、急に正論を言いながらキレだすその緩急には息ができなくなるほど笑った。
そして、一触即発かと思いきや着席した途端「よろしくなあ!」と声を掛け合って素直にコミュニケーションを取り始める2人。いったい、どういう情緒なのだろう?
血の気が多いくせにすぐ仲良くなるヤンキーの特徴が出た、重要シーンである。ネチネチ引きずるようなインターネットの世界観に染まっていた筆者からすると、ここもカルチャーショックだった。

