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「食べログ」と「ぐるなび」、老舗グルメサイトの業績が好調 グーグルマップやインスタあっても...確かな強み

「食べログ」と「ぐるなび」、老舗グルメサイトの業績が好調だ。

「食べログ」と「ぐるなび」、老舗グルメサイトの業績が好調(写真はイメージ)

食べログを運営するカカクコムの2025年3月期決算では、食べログ事業の売上高は335億円と前年比20.2%増と過去最高を更新。一方、赤字に苦しんでいたぐるなびも25年3月期に5年ぶりに黒字転換を果たした。

飲食店探しのツールとしてグーグルマップやインスタグラムが台頭する中、なぜ食べログとぐるなびは好調を維持できているのか。

食べログ、売上335億円で過去最高 ぐるなび、5年ぶりの黒字転換

カカクコムの25年3月期の食べログ事業の売上高は334億7300万円(前期比20.2%増)と過去最高を記録した。25年3月期の年間ネット予約人数は約1億600万人にも上る。

一方、長年赤字に苦しんできたぐるなびにも転機が訪れた。ぐるなびの25年3月期の売上高は134億5800万円(前期比3.7%増)、営業利益は2億6200万円となり、5年ぶりの黒字転換を達成した。

背景にあるのが、18年に締結した楽天グループとの資本業務提携だ。25年3月期決算説明資料によれば、楽天ID連携会員向けに「幹事ランク制度」というロイヤリティプログラムを導入。

これは、来店人数に応じて楽天ポイントを付与する仕組みで、連携会員ほど大人数で外食を楽しむ傾向が強まっている。同年度第4四半期時点で、楽天ID連携会員の1組当たり平均来店人数は4.72人と、非連携会員(3.21人)の約1.5倍に達した。

ぐるなびはコロナ禍で加盟店の解約が相次ぎ、20年3月期から4期連続で赤字だった。だが、「楽天エコシステム」への組み込みが奏功し、復活の糸口をつかんだ形だ。

グーグルマップ台頭でも共存可能 すみ分け進む

では、グーグルマップやインスタグラムの台頭はどう影響しているのか。

グーグルマップは食べログやぐるなびと同様に無料で使え、リアルタイムの口コミや写真が豊富。特に訪日外国人や若年層に人気で、飲食店探しの主流な手段の一つとなっている。インスタグラムも「映える店」探しの定番だ。

一方、食べログやぐるなびは「予約機能」と「詳細な店舗情報」に強みがある。また、ぐるなびの決算資料では、ネット予約のコンバージョン率(予約完了率)がコロナ禍前を大幅に上回り、順調に向上していると説明されている。

つまり、「探す」段階ではグーグルマップやSNSを使い、「予約する」段階で食べログやぐるなびに流入するユーザーが一定数存在する構図だ。

加えて、食べログは飲食店向けのマーケティング支援サービスを強化している。グーグルビジネスプロフィールの運用代行や、モバイルオーダーシステムの提供など、飲食店の業務効率化を支援するサービスに力を入れている。

ぐるなびも同様に、慢性的な人手不足に悩む飲食店に対し、集客だけでなく業務全般をサポートする姿勢を強めている。

このように、食べログ、ぐるなびの堅調な業績の背景には、無料の検索ツールが増える中でも「確実に予約したい」「詳しい情報がほしい」というニーズが根強く残っていることがある。

さらに、飲食店向けのBtoBサービスを拡充し、単なる情報掲載サイトから「飲食店の経営パートナー」へと進化している点も大きい。グーグルマップやSNSとの共存を図りながら、老舗グルメサイトは新たな立ち位置を確立しつつある。

配信元: J-CASTニュース

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