いつまでも輝く女性に ranune
「割れたグラスが刺さり…」19歳で片目を失明した女性を直撃。義眼20万円も全額自費…制度の狭間で苦しむ人々のリアル

「割れたグラスが刺さり…」19歳で片目を失明した女性を直撃。義眼20万円も全額自費…制度の狭間で苦しむ人々のリアル

◆「ひとりで行くような場所ではない」と釘を刺された

かたのめい
世界を見てまわり、現地の子どもと触れ合う機会も
――若い女性が身一つで海外へ行くというのは、周囲も心配しませんでしたか。

かたのめい:当然ですが、親は非常に心配してくれて。でも最終的には私の意志を尊重して、納得してくれました。アイスランド、インドネシア、タイ、ラオス、ベトナム、カンボジア、オーストラリアのうち、3箇所分はアルバイトを掛け持ちして資金を貯めたのですが、足りない分は親が貸してくれました。

 また、大使館の人も「若い娘がひとりで行くような場所じゃないから、やめといたほうがいいのではないか」と言っていました。でも、私の意志は固かったんですよね。

――現地ではどんなボランティアをしていたのでしょうか。

かたのめい:一例ですが、インドネシアでは路上生活の子どもたちに日本語を教えたり、カンボジアでは学校を建設する手伝いをしたりしましたね。

◆「身体障害者の定義」に当てはまらない

――話は変わりますが、片目失明という状態は、日本の制度上、保護されていない部分も多いそうですね。

かたのめい:そうですね。簡単にいうと、片方の目が一定の視力がある場合には、厳密に言えば身体障害者の定義に当てはまりません。したがって、身体障害者が受けられる福祉サービスが受けられない場合があります。たとえば、義眼の製作費用も、自費になる場合が多いですね。

 ただ、片目がほぼ見えていない状態は、想像すればだいたいわかってもらえると思うのですが、不便なことが多いです。遠近感がなくなりますし、人によっては頭痛などの頻度が増えることもあるようです。

――義眼は結構高いのでしょうか。

かたのめい:片目失明の人たちが作る義眼は、美容義眼と呼ばれていて、保険が適用されません。私がおパスポート用に作った仮の義眼があるのですが、20万円ほどしたと思います。少なくとも私にとっては、気軽に製作できる値段ではありませんでした。


配信元: 日刊SPA!

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