8畳の壁紙張替えの費用相場|費用を抑えるポイントや業者選びの注意点を解説

8畳の壁紙張替えの費用相場|費用を抑えるポイントや業者選びの注意点を解説

3.壁紙の張替え費用を左右する主な条件

壁紙の張替え費用は、クロスのグレードや施工範囲、現場の状況などによって左右されます。

3-1.クロス(壁紙)のグレード

一般的なビニールクロスは、スタンダードクロスとハイグレードクロスにグレードが分かれます。
メートル単価での差はわずかですが、部屋全体になると費用に差が出るので、デザインや機能性などをよく検討して決めましょう。

クロスのグレード 特徴 メートル単価
(工賃込み)
スタンダードクロス
(量産品)
価格が安く、シンプルなデザインが多い 約1200~1300円
ハイグレードクロス
(1000番台クロス)
価格は上がるが、色やデザインが豊富
消臭・防汚・結露防止など機能性が高い壁紙もある
約1400~1600円

3-2.天井まで張替えるかどうか

壁紙だけでなく天井面のクロスも張替える場合は、その分の費用が上乗せされます。

壁面だけを張替えることも可能ですが、日焼けやタバコのヤニの影響がある場合は、天井面も一緒に張替えたほうが良いでしょう。

3-3.家具の移動を依頼するかどうか

壁紙の張替えにあたっては、基本的に壁際の家具を移動する必要があります。
事前に自分で家具を移動しておいても問題はありませんが、業者に依頼する場合は、「家具移動費」「荷物移動費」などの費目で計上されます。

3-4.現場の状況

壁紙の張替えで、費用に大きな差が出やすいのが「現場の状況」です。
1章でも述べた通り、以下のようなケースでは追加費用がかかります。

現場の状況 費用が上がる理由
下地が劣化している
へこみや大きな傷がある
下地の補修や下地の張替え(ベニヤや石こうボード)が必要になるため
壁紙や接着剤にアスベストを含む可能性がある 養生や職人の防護対策、飛散対策など、既存クロスを剥がすまでに様々な工程が必要。その分工期も長くなる
マンションの場合 管理規約によって工事時間が制限されるケースが多い
戸建てより工期が長くなる傾向にある

自宅リフォームでアスベスト調査は本当に必要?調査対象・費用・注意点の総まとめ

4.壁紙の張替えはDIYできる?費用感の差や注意点

壁紙はDIYでも張替えることができます。業者張替えとの費用差やDIYの手順をご紹介します。
ただし、DIYの壁紙張替えには注意点もあるので、しっかりと確認しておきましょう。

4-1.DIYと業者張替えの費用の差

まずは、DIYで壁紙を張替える場合と、業者に依頼する場合の費用を比較しておきましょう。

<8畳の壁紙張替え費用比較(天井を含む)>
クロスのグレード DIYで想定される費用 業者張替えの費用相場
スタンダードクロス
(量産品)
1万円~2.2万円
(m単価:約200~400円)
8万円~11.2万円
(m単価:約1200~1300円)
ハイグレードクロス
(1000番台クロス)
2.2万円~3.3万円
(m単価:約400~600円)
9万円~13.8万円
(m単価:約1400~1600円)
壁紙施工道具の購入費※ 一式で2000円~5000円 不要

※DIYの場合は、壁紙を張替えるための道具も用意する必要があります。
 道具はセット販売されていることも多いので、まとめて準備しておきましょう。

DIY時に必要な道具の例

ステンレス地ベラ

カッター

カッター替え刃

押さえローラー

樹脂ベラ

撫でバケ

スキージー

パテ

サンドペーパー

スポンジ

4-2.DIYで壁紙を張替える手順

壁紙の張替えは、古い壁紙を剥がして下地調整を行い、新しい壁紙を貼るという流れで行います。

1 古い壁紙を剥がす 既存の壁紙にカッターで切り込みを入れて剥がします。
その際に、できるだけ裏紙は残すようにしましょう。
2 下地調整を行う 裏紙も剥がしてしまったり、小さな穴があったりする場合は、パテで平滑になるように調整します。
余分なパテはヘラで取り除き、サンドペーパーをかけて平らに整えましょう。
3 壁紙を貼る 糊が付いている壁紙はそのまま貼れますが、糊が付いていない壁紙は、壁紙に糊を塗って貼ります。
糊が乾く前なら、貼り直し(位置調整)も可能です。
撫でバケを使って、中心から外側に向かって空気を抜きます。
4 余分な壁紙をカットする 余分な壁紙は、ステンレス地ベラをあててカットします。
カッターの刃には糊が付くので、こまめに折って使うときれいにカットできます
5 継ぎ目を整える 継ぎ目(ジョイント部)は、押さえローラーを転がして密着させます。
糊が付いたり、はみ出したりした箇所は、濡らして絞ったスポンジで優しく拭き取りましょう。

4-3.DIYで壁紙を張替えるときの注意点

壁紙のDIYは一見簡単そうに見えますが、広い壁面や天井面のクロスをきれいに仕上げるには職人技が求められます

糊が付いたクロスは破れやすく、失敗すると資材を無駄にしてしまうことも。その他にも、以下のような注意点があります。

DIYで壁紙を張替えるときの注意点

必要なクロスの算出が難しい(特に柄物は「柄合わせ」が必要なので多めに用意)

広い面積や天井面は一人で貼るのが難しい

スイッチ・コンセント周り、梁がある箇所など、施工が難しい場所も多い

糊の定着が不十分だと、後で剥がれるリスクがある

下地が劣化している場合は、石こうボードやベニヤの張替えも必要になる(壁紙を剥がしてから判明することも)

特に、劣化した下地は補修しておかないと、後で壁紙が剥がれてきたり、壁紙の表面にカビが生えたりすることもあります。

[体験談]意外と難しい壁紙の張替え

実は筆者も壁紙を張替えた経験がありますが、アクセントクロスを一面に貼っただけで疲れてしまいました。やってみると分かりますが、壁紙の張替えは労力と技術が求められるリフォームです。特に以下のような点が大変だと感じました。

既存壁紙の一面だけをきれいに剥がすのが難しかった

壁の出っ張りや継ぎ目の処理が難しかった

糊付き壁紙を使ったが、破れそうでヒヤヒヤした

糊の付いた壁紙はきれいにカットするのが難しく、少しよれてしまった

壁一面だけだったにも関わらず、半日くらい費やしてしまった

アイコン:高山さんライター
高山みさと 壁紙の張替えは、DIYに慣れている方にはおすすめできますが、やったことのない方や不安がある方は、プロに任せたほうがよいでしょう。

あなたにおすすめ