◆「ユニクロが最適解」と言い切れる理由とは?
おそらくトウマさんが何十万円も出して買ったというアウターなどは、ファッション雑誌掲載の海外ブランドものということですので、かなり世界の最先端トレンドを抑えた服だったのでしょう。そして、往々にして最先端トレンドアイテムはエッヂが効いたデザインになっているので、ピーキーすぎてファッション素人には着こなせないものです。
トウマさんが奮発して購入した服が「似合ってない」と酷評されてしまったのは、そういった理由があったのではないでしょうか。
ファッションというのは、その服がどんなにオシャレでも、本人が着こなせる体型やセンスでなければ似合わないもの。ですから服装に無頓着だったような人がいきなりファッション誌のコーデを真似るというのは、なかなかリスキーな行為なのです。
だから、トウマさんにはユニクロが最適解。
ユニクロの良いところは、ある程度の流行は追っているものの、誰にでも似合いやすい“ベーシックなデザイン”という前提を崩していないところ。きちんとトレンドの基本は抑えているので時代遅れのファッションになることはないですし、それでいて着こなすのが難しい奇抜な服はほとんどないのです。
ちなみにユニクロと同じファーストリテイリング系列には「GU」もあります。ただGUはユニクロよりも若者向けのデザインが多く、最先端トレンドを踏襲した先鋭的な服もけっこうあるので、トウマさんのような30代以上の男性が“無難で清潔感のあるコーデ”を目指すのであれば、GUよりもやはりユニクロがおすすめです。
◆ユニクロのマネキンを真似るのはセミ・ジョブズ
先ほどお伝えしたとおり、ユニクロは最低限のトレンドは抑えつつもシンプルかつスタンダードなデザインにしてくれているので、マネキンやモデル写真のコーデをそのまま真似するのもOK。サイズ感さえ間違えなければ“無難で清潔感のあるコーデ”が出来上がるはずです。ベーシックな服のコーディネートの場合は特にサイズ感が重要なので、もし自分に合うサイズがわからなければ店員さんに相談してみるといいでしょう。
一昔前は、他人とユニクロのアイテムがかぶってしまうことを、「ユニかぶり」と揶揄する言葉もありましたが、昨今はそんなこと女性側もいちいち気にしないでしょうから、「ユニかぶり」も恐れる必要はありません。
むしろ、ユニクロのマネキンのコーデをそのまま真似していることを、トークのネタにしてもいいぐらい。
アップルの創業者であるスティーブ・ジョブズが、いつも黒いタートルネックにジーンズというコーデにしていたのは、“服を選ぶ時間を仕事に使いたかったから”というのは有名な逸話。要するにジョブズはファッションに思考停止でいたかったからという理由で同じ服を着続けていたわけです。
そこでデート相手に、「僕もジョブズと同じで服選びにできるだけ時間を使いたくないから、思考停止でユニクロのマネキンを真似してるんだよ。言うなれば“セミ・ジョブズスタイル”なんだ(笑)」なんて堂々と言ってのければ、ウィットに富んだ人と思ってもらえることもあるでしょう。

