今週のテーマは「マッチング後、わずか半年でゴールインできた理由は?」という質問。さて、その答えとは?
▶【Q】はこちら:アプリで出会った年収3,000万の外コン男性と交際半年で結婚。36歳女がスピード婚できた秘訣
昨年末に二人でヨーロッパへ旅行をした際、僕は沙穂にプロポーズをした。
そして先ほど、僕たちは赤坂の区役所で籍を入れた。
「これで、僕たち正式な夫婦だね」
「そうだね。これから宜しくお願いします」
役所の近くにあるカフェでお茶をしながら、二人で微笑みあう。
改めて、かなりスピード感を持って進めた結婚だったと思う。
わずか半年前、マッチングアプリで出会った沙穂。まさか彼女が、僕の結婚相手になるなんて、人生は不思議なものだ。けれど、僕がここまで早く結婚を決断できたのには、理由がある。
僕は32歳で、正直言うとこんなに早く結婚すると思っていなかったし、「あと2年後くらいでいいかな」とも思っていた。
しかし沙穂のある言動がきっかけで、「結婚しよう」と決断することになった。
沙穂と出会ったのは、マッチングアプリだった。食事会も多かったけれど、なかなか良い子に出会えず、そろそろ本気で彼女を探そうと思って登録した。
外資系コンサル会社に勤めているため、一応年収はそれなりにある。32歳という年齢も良かったのか、登録したら結構な数の「いいね」が来た。
「男性も、こんなに“いいね”が来るんだ」
そう驚きながらも女性側のプロフィールを見ていると、一人の女性でスクロールする手が止まった。それが、沙穂だった。
数回やり取りをし、実際に会うことになった僕たち。食事をするかどうか悩んだ結果、まずは「東京エディション虎ノ門」の『Gold Bar at EDITION』で、軽く一杯飲むことにした。
そして当日。エントランス前で待っていると、沙穂がやってきた。
「初めまして、沙穂です」
「初めまして、瑛二です」
写真の通り色が白くて美人な上、スラリとしている沙穂。想像以上に外見がタイプだったので、僕は見た瞬間にテンションが上がる。
挨拶を済まし、オーダーを済ませてお互いの自己紹介を兼ねて話し始める。
「沙穂さん、お仕事は何をされているんですか?」
「私はM&Aの会社で働いてます」
「へぇ、すごいですね。ちょっと近い仕事なのかな」
そんな仕事の話をしながらも、出会いはマッチングアプリ。お互いに真剣なのかどうか、確認しておくべきだろう。そう思っていると、沙穂の方から話を振ってきてくれた。
「瑛二さんは、どうしてアプリを?モテそうなのに」
「いや、それはこっちのセリフです。そろそろ本腰を入れて彼女を探そうかなと思いまして。沙穂さんは?」
「私は、真剣に婚活しようかなと思いまして。実はアプリを使うことに、最初は少し抵抗があったのですが…。友人たちが続々とアプリで出会った方と結婚をしていたので使ってみたんです。瑛二さんみたいな素敵な方がいて、嬉しいです」
バーの良い雰囲気とおしゃれな音楽。そして周りの喧騒…。沙穂が醸し出す優しそうで上品な雰囲気と相まって、思わずこんなことを口走っていた。
「こちらこそ良かったです、沙穂さんと出会えて」
自分でも、「こんなことを言うキャラか?」と思わず恥ずかしくなる。
でも沙穂はそんな僕も受け入れてくれそうな包容力がある。初対面なのに、そっと寄り添ってもらえるような温かさを感じ、あっという間に時間が過ぎていく。
「今日ありがとうございます」
「いえいえ、こちらこそ。お綺麗な方だなと思って、すぐに返信しちゃいました」
「そうなんですか?嬉しい」
たしかに最初は、プロフィール写真に惹かれた。でも、それだけで次に進むことはない。
実際に会った沙穂は、写真以上に魅力的だった。大人の上品な空気感をまとい、柔らかく優しい話し方も心地いい。
それに、不思議とお互いの雰囲気が似ていて、「この先に進むんだろうな」と自然に想像できた。
次に会う約束はしたけれど、この初デートの時点で、僕の気持ちはほぼ決まっていたのかもしれない。
初デートの第一印象がとても良く、「すぐに会いたい」と思った。だから二度目のデートで、沙穂に告白しようと決めた。
表参道のイタリアンで食事をし、コースが終わってデザートのタイミング。僕は、彼女を見て言った。
「真剣に、付き合ってください」
そう伝えると、意外にも沙穂は、少しだけ迷っているように見えた。
「瑛二さん、すごく嬉しいです。でも……私、36歳です。37歳までには結婚したいと思っています。もし遊びなら、本当に大丈夫なので」
たしかに僕は32歳で沙穂は36歳。彼女の方が4つ年上だ。でも僕も将来、いつか結婚したいと思っているし、年齢は本当に何も気にしていない。
「遊びじゃないですよ!それに年齢は、関係なくないですか?」
「そうですか?そう言ってもらえるなら嬉しいです」
「じゃあ…お付き合いして頂ける、ということで大丈夫ですか?」
「はい。宜しくお願いします」
こうして、僕たちの交際がスタートした。でも、もちろんこれだけですぐに結婚に至るわけではない。
ここまで結婚が早かったのは、交際後の沙穂の言動が決め手だった。
週末を一緒に過ごすことが多かったのだけれど、どれだけ一緒の時間が増えても、沙穂の嫌な点が何も見えてこない。
むしろ、嫌いになる要素が何もない。
例えばデートの方法一つを取っても、沙穂といるのは楽で、居心地が良い。
「瑛二くん、明日は忙しい?観たい映画があるから、一緒に行かない?」
「うん、いいね。予約しようか?」
「ううん、大丈夫。こっちでチケット取っちゃうね」
依存しすぎることもなく、自発的に提案をしてくれる。それに加えて、沙穂は自立もしているので、予定がサクサクと決まる。
そして11月にお互い休みを取って、ヨーロッパ旅行を決めた時のこと。
「じゃあエアーは俺が手配するね。沙穂ちゃんは、泊まりたい場所とかある?」
「パリでどうしても泊まりたいホテルがあって。そこは私が出すから、二泊はそのホテルを入れてもいい?他はもう少し予算を抑えたいな」
沙穂は、金銭感覚もしっかりしていた。
「もちろん。じゃあホテルは沙穂ちゃんに任せる。現地の食事代は、考えよう」
「OK!もし瑛二くんの方が、支払いが多過ぎたりしたら言ってね」
僕の方が稼いでいると思うけれど、出せるところはちゃんと出そうとしてくれる。その気持ちが嬉しいし、「結婚しても、安心だな」と簡単に想像できる。
今まで出会ってきた女性達は、付き合う前に出す“フリ”はしても、実際に交際するとぴたりと出さなくなる人が多かった。
その点、沙穂は堅実で真面目だ。僕のお金を湯水のように使われることもないだろう。
「あと、出発当日は瑛二くんの家から一緒に行くよね?パッキング面倒だな…」
「そもそもだけど、沙穂ちゃん、荷物を毎回家に取りに帰るのは大変じゃないの?もう一緒に住む?」
最近、沙穂が僕の家に泊まることが多くなっている。毎回家へ戻るのは面倒だろう。そう思ったので同棲を提案すると、逆にピシャリと線を引かれてしまった。
「うーん。それは結婚してからだね。ちなみに、そろそろタイムリミットが迫っておりますので宜しくね〜」
「ん?何のタイムリミット?」
頭の中で一生懸命考える。すると沙穂は美しい微笑みを浮かべながら、さらに釘を刺してきた。
「え?私の誕生日、4月なんだけど」
― あ…そういえば交際する時、そんなことを言っていたな。
完全に忘れていたわけではない。でも心のどこかで「まだ先でいいかな」と思っていた自分もいる。
ただ沙穂に再度お尻を叩かれ、僕は気持ちが引き締まった。
「交際する時に言ったでしょ?『37歳になる前に』って」
「いつかは」と思っていたけれど、沙穂にとっては今なのだろう。
そこで今一度、真剣に考えた。今後、彼女以上に一緒にいたいと思える人には出会えない気がする。それに沙穂のことは好きだし、これだけ一緒にいても何も嫌なところがなく、この先もずっと一緒にいたい。
そう思ったので、僕はヨーロッパ旅行でプロポーズすると決めた。
でももし仮に、沙穂がリミットを決めていなかったら、結婚は、もっと先になっていたかもしれない。
なぜなら、男性はなかなか自分からは動かないから。
だからもし結婚したいなら、女性陣はある程度手綱を締めて、軽くでも良いからタイムリミットを設定した方が早く結婚に近づくと思う。
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