40代以降からかかる人が多い消化器がん。中でも大腸がんは、死亡数1位です。しかし、早期発見ができれば、怖い病気ではありません。がんの発見が遅れるのはこんな人「セルフチェック」をやってみましょう。併せて基礎知識を専門医が解説します。
発見が遅れる前に!【セルフチェック】
※この記事は雑誌「ハルメク」2021年10月号を再編集し、掲載しています。
あなたは定期的に検診を受けていますか?負担の少ない治療は、早期発見が条件。こんな人は特に注意が必要です。
- がん検診を2年以上受けていない
- 精密検査をすすめられているけれど受けていない
- 胃のもたれや便秘など胃腸の不調があるが、病院に行っていない
- ピロリ菌の検査を受けたことがない
40代、50代からは「大腸がん」「胃がん」にご用心!
毎年多くの人が命を失う消化器がん。でも早期発見ができれば、怖い病気ではありません。ですが、コロナ禍での受診・検診控えが影響して、がんが進行してから見つかるケースも増えているといいます。
50代を過ぎたら特に気を付けておきたいのは、大腸や胃、肝臓、膵臓などの消化器のがんです。女性の場合、これらのがんは年齢が上がるにつれて増加。"消化器がん"としてまとめて見てみると、罹患数はがん全体の4割近く、さらに死亡数では半数以上を占めています。
部位別がん罹患数(全年齢の女性/2018年)
部位別がん死亡数(全年齢の女性/2019年)
中でも年々増加しているのが、大腸がん。「女性の罹患数は乳がんに次いで2位、死亡数は1位です。急増の原因には、食生活の欧米化や高齢化などがあります」と、がん研有明病院消化器センター長の福長洋介さんは話します。
また胃がんも侮れません。「罹患数、死亡数ともに4位。以前に比べると減りましたが、それでも女性の約20人に1人がかかっています。特に65~80歳の方は発症リスクが高くなりますから、要注意です」と、胃がん手術を多く手掛けてきた立川病院院長の片井均さんは注意を促します。

