結婚、出産、マイホーム購入——地元や実家に戻れば、年相応にライフイベントが進んでいることが“当たり前”として扱われてしまう。進捗がなければ、複雑な思いをすることも……。都内在住の独身女性・富田美憂さん(38歳・仮名)は今年の正月、地元の会合でモヤモヤする出来事があったそうだ。
◆“子供がいない人”も同額の割り勘「私の分ってみんなの半分くらいでは?」

「田舎の友達はみんな既婚で子供がいます。それが“当たり前”なんです。
東京の同世代は未婚・子なしが多いけど、田舎だとアラフォーで結婚もしていない、子供もいない人を探す方が難しい(苦笑)。
ただ友人は私が帰省すると地元の会に呼んでくれるから、とてもありがたいですね。うん、ありがたいんだけど……」
「ありがたい」とは言いつつも、複雑な表情の美憂さん。
集まるのは昼間、みんなが子連れのため、少し割高なキッズルーム付きの居酒屋やカラオケのコースだ。そして、その料金は「すべて割り勘」なのだと話す。
「旦那も親もいるんだから子供は預けて夜に集まりたいとは思うんですが、みんなそういうわけにもいかないようで。まぁ、どの店でもいいんですが、支払いがね、割り勘なんです。
子供もソフトドリンク飲み放題とか、小学生の男の子なんて私よりも食べるのに、すべて割り勘。『美憂は子供いないし、子供の分は引くね』とか気をつかってほしいものですが、誰も言い出さないことに驚いています」
4時間滞在して1万円近くの出費。「たぶん、本当は私の分って、みんなの半分くらいだと思う」と美憂さんは苦笑する。
◆子供がいないとお年玉を配るだけで何の見返りもない
また、グループLINEでは「お年玉は1000円均一にしよう」という話題になっていたようだ。「なかには子供が二人いる子もいて、一人しかいない子は『不平等だよね』なんて言ってましたが、いや、子供がいない私の場合は、何の見返りもなく、お年玉だけ渡しているんだけど……って感じですよ(苦笑)。
一人あたり1000円でも8人も子供がいたから合計8000円ですよ。返せとは言わないけど、みんなもらって当たり前のような振る舞いなので、なんか違和感を感じますね。
『東京で働いてるから稼いでいるよね』って言われることもあるんですが、物価が高いからいくら稼いだって出ていくお金も多いんだけどなぁ」

