シラカシは庭木や目隠しとしても人気
耐寒性が高く庭づくりで古くから重宝されている

シラカシは、カシ類の中では寒さに強く、古くから日本の庭園で利用されてきました。現代のように頑丈な住宅の造りではなかった時代には、暴風林として家の周囲などに植樹されることも多かったようです。樹高が高い一方であまり幹が太くなりすぎず、狭い所に植えても鬱蒼としすぎないほか、火に比較的強いため延焼を防ぐ効果があることもよく用いられた理由のようです。
丈夫で大きく育つため生け垣や目隠し用に最適

シラカシは生育スピードが速く目に見えて大きく成長するため、目隠し用の生け垣として利用することができます。特に高い生け垣のことを「高垣(たかがき)」といいますが、これにはシラカシが採用されることがほとんどで、高垣の代名詞ともいえるほどです。生け垣として利用する場合は、上方向への剪定ばかりでなく、横幅のボリュームも大きくなりすぎないようなメンテナンスも必要です。特に道路側などに植栽する場合は、枝が伸びて通行の邪魔にならないように、まめに剪定しましょう。
シラカシの名前の由来と花言葉

シラカシは材が白いことから「白樫」と呼ばれるようになったとされています。カシ(樫)の由来には諸説ありますが、材が硬い「堅し木」からと転訛したという説が有力。学名のQuercus myrsinifoliaは「良質な材木」を意味し、その名のとおり硬くて重い材質で弾力と耐湿性もあり、幅広く利用されています。また、シラカシは若木のうちは灰褐色のなめらかな幹肌をしていますが、大きく成長すると幹は灰黒色になり皮目が縦方向に並んだ模様ができます。この成木の幹の色から、「クロガシ」という別名で呼ばれることもあります。
シラカシの花言葉は「勇気」「力」「長寿」などです。
