年が変わると、「今年こそ新しいことを始めたい」「自分をアップデートしたい」という前向きな気持ちが湧いてきます。副業や資格取得、スクールへの参加は、キャリアや収入の可能性を広げる自己投資として魅力的です。
実際、日本でも副業する人は増加傾向にあり、パーソルキャリアによる副業の実態調査(2024年)では副業者は約8.4%(調査対象20~59歳)となり、前年より増加しています。副業の平均月収は約6万5千円という結果も出ていますが、一方でその収入が1万円未満にとどまる人も半数近く存在している実態が明らかになっています。
このように副業や学び直しへの関心は高いものの、支払ったお金が本当に回収できるかどうかは、始める前の設計で大きく変わります。
ここでは、後悔しないために押さえておきたい5つの視点を紹介します。
「やる気」ではなく「行き先」が見えているか
新年はやる気が高まりやすい時期です。「将来が不安だから」「今のままじゃまずい気がする」そう感じて、スクールや資格を検討するのは自然なことです。
ただ、ここで立ち止まって考えたいのが、その先に、誰から・どうやってお金をもらう想定があるかどうかです。
たとえば、
「副業で月3万円稼げたらいい」
「今の会社で任される仕事を増やしたい」
こうした行き先がある自己投資は、回収に繋がりやすくなります。
逆に、「なんとなく役に立ちそう」だけで始めると、学びは続いても成果が見えにくくなります。
いつまで・いくらで回収するか
自己投資の失敗で多いのが、「いつか役に立つはず」と漠然と続けてしまうパターンです。
年始の決意も、収入増やキャリアアップに繋がらなければ自己満足で終わってしまうこともあります。例えば、
・1年以内に月1万円でも収入が増えたら成功
・半年後に成果が見えなかったら別の選択を検討
といった回収ラインや期限をあらかじめ決めておくことで、無駄な出費を避けることができます。こうした設計は「やる気」を保つだけでなく、現実的な道筋を描くうえでも重要です。