◆驚異的なコスパだが…万人受けする店ではない?
全体の感想としては、どの料理も「安かろう悪かろう」ということはまったくなく、満足いくクオリティであり、特に食べ盛りの子どもや大食漢の人などにとっては、60分という制限があるとはいえ、これだけバラエティ豊かな料理が1000円以下で食べ放題というのは驚異的なコスパだと評価できるだろう。一方、それ以外の層の人にとっては、長時間行列に並んでまで利用するほどの価値があるかといえば、評価は分かれるかもしれない。なぜなら、うどんと天ぷら数種類を食べた時点でかなりお腹がいっぱいになるため、あくまで個人的な感想としては、天丼、カレーライス、デザートを食べる必要性を感じなかったからだ。また、たまたま筆者が滞在した時間帯には、店の公式サイトやメニュー表に表示されている「野菜のかき揚げ」が、天ぷらのビュッフェコーナーに1度も置かれることがなかったことは、残念なポイントであった。
今回「武蔵野うどん小麦晴れ」で支払った会計は税込みでは968円だが、丸亀製麺でうどんの「かけ(並)」(420円)、「野菜のかき揚げ」(190円)を注文すると610円となり、地域・時期によるが後者のほうが358円安い。そして、よく知られるとおり丸亀製麺の「野菜のかき揚げ」は、手のひらほどの大きなサイズと球体のような分厚さを持ち、かなりボリューミーで食感はサクサク。うどんと天ぷら数品、ないしかき揚げ1品でお腹いっぱいになる人にとっては、価格と全体のクオリティを勘案すると、丸亀製麺に軍配が上がるという評価になるかもしれない。
とはいえ、「武蔵野うどん小麦晴れ」のコスパが驚異的であることは確かゆえに、もし機会があれば1度は訪れてみたい店といえよう。
<TEXT/山田浩二>
【山田浩二】
飲食チェーンや学習塾、小売り企業を経てIT企業でシステム開発業務に従事。現在はフリーのライターとして主に企業・ITなどのジャンルに関する取材・記事執筆を行っている。

