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50代夫婦、相手のお金事情を知っておくといいこと、知らないと困ること【FP解説】

50代夫婦、相手のお金事情を知っておくといいこと、知らないと困ること【FP解説】

夫婦共働きが多い今の時代、相手のお金事情をどこまでご存じですか?意外と知らない人も多いのでは。でも、それだと老後資金に差がついてしまうかも。ファイナンシャルプランナーの深田晶恵さんに詳しく教えてもらいます。

夫婦で「お金の話は内緒」は良くない

Graphs/PIXTA

FP相談で「夫婦でお金の話はどこまで共有すべきですか」と質問を受けることがよくあります。興味深いのは、この質問をするのは主に女性で、男性から聞かれることは、滅多にありません。

私がファイナンシャルプランナー(FP)になった1990年代半ば頃は、専業主婦が大多数の時代。夫の稼いだお金を妻がやりくり、管理し、貯蓄額を夫婦で共有する――こんな夫婦が多く、特に「内緒のお金」はないのが一般的でした。

共働き夫婦の増加によって、「お金の話は内緒」にしたい女性が増えてきたのかもしれません。50代も以前に比べてフルタイム共働き率も高くなりましたし、子育てが一段落して、パートタイムや派遣社員で働いている人も数多くいます。

自分の収入があると、どこまで配偶者に開示すべきなのか、しなくてもいいのかと迷うようです。

また、夫の収入と金融資産は知っておきたい、でも自分のお金事情は内緒にしたい……という声もよく聞きます。

「夫のお金は夫婦のお金、私のお金は私のお金」と考えたいというのが、本音のようです。

その気持ちはわからなくはないのですが、ファイナンシャルプランナーとしては、「夫婦のお金事情は共有する」のが理想形です。なぜかというと、自分のお金を内緒にすると、夫のお金事情を聞きにくくなり、どちらのお金も「内緒」になる可能性が大だからです。「内緒×内緒」は、よろしくないですね。

「年収」と「金融資産の額」どちらを知られたくない?

そもそも「自分のお金事情」とは、何を指すのでしょう。

大きく2つあり、まず、給与などの「年収」、フリーランスなら「売り上げ」や「事業所得」といったいわゆる「毎年の稼ぎ」。もう一つは、金融資産の総額、つまり「持っているお金」です。

emma/PIXTA

私のもとにマネー相談に訪れるご夫婦の大半は、お互いのお金事情について「オープン派」です。以前から共有しているという人もいれば、マネー相談をきっかけにお互いのお金事情の情報開示をしたケースもあります。

一方の「共有することをためらう派」が、配偶者にオープンにしたくない理由は何でしょうか。理由によってアドバイスが違ってくるので、「なぜ、言いたくないのですか」と尋ねてみます。

理由はさまざまですが、フルタイムの共働きの場合は、主に次のような理由です。

フルタイム共働き夫婦~配偶者にお金事情を言いたくない理由

  • 「自分の年収は夫と同じくらいで、金融資産もずいぶん貯まったので、パートナーに知られてアテにされたくない」
  • 「共働きを30年以上続けてきて、生活費の分担金を決めたら、残りはそれぞれの自由、関知しないというやり方を結婚以来とってきたので、今からオープンにするのもどうかと思う」

60歳を目前にして、今から何もかも情報開示をする必要はないかもれませんが、せめて金融資産の総額は、お互い情報共有しておくといいでしょう。

自分で貯めた老後資金を伝えた上で、夫にも「教えて」と尋ねてみるのがおすすめです。意外に貯まっていないかもしれませんからね。

また、「借金の有無の確認」も聞いておきたいです。住宅ローンの残高、クルマのローンの残高、キャッシングの有無です。借り入れがあると、老後資金に大きな影響を及ぼすからです。

配信元: HALMEK up

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