今回は、両チェーンを比較すべく、どちらの店舗にも足を運び、ラーメン、餃子、チャーハンというオーソドックスなメニューを注文。味・量・コスパの3点を軸に検証してみた。

◆日高屋に“殴り込み”をかける餃子の王将

駅前など好立地な場所の店舗が多いことも特徴で、神田正会長も公言しているように、費用をかけた綿密な調査に基づき出店場所を選定するマクドナルドや吉野家など大手外食チェーンの店舗近隣に出店することで、調査の手間を省いて効率的に「客が集まる場所」を選定。コバンザメ戦略とも呼ばれている。メニュー構成としては低価格でシンプルな味付けの料理がメインとなっている。
そんな関東を牙城とする日高屋に“殴り込み”をかけるかたちになるのが「餃子の王将」だ。関西発祥の餃子の王将は全国に726店舗(25年3月末現在)を展開しているが、その半数近くが関西に集中。関東1都6県に限定すると190店舗であり、日高屋の2分の1以下。関東在住の人のなかには「近くに日高屋はあるけど、餃子の王将はない」と感じる人も少なくないかもしれない。
ちなみに日高屋の1号店開業は2002年(創業者の神田会長が「来々軒」を開業したのは1973年)、餃子の王将は1967年となっており、現行チェーンの歴史としては餃子の王将のほうが長いということになる。
◆王将のおすすめは日によって違う

注文は最近増えているタッチパネル端末方式やスマートフォンでQRを読み込むセルフオーダー方式ではなく、テーブルに備え付けのメニュー表を見て、店員を呼んで口頭で注文を伝えるという形態。「炒飯」(693円/税込、以下同)、ラーメン類のなかではもっとも低価格の「忘れられない中華そば」(748円)、「餃子」(363円)を注文した。ちなみにメニュー表には英語版と中国語版のメニューをスマホに表示させるためのQRコードが書かれており、インバウンド対策にもしっかり注力している様子がうかがえた。

