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「餃子の王将」が関東に積極進出する決意表明。中華そばをいまだに「420円」で提供する日高屋の牙城を崩せるか

「餃子の王将」が関東に積極進出する決意表明。中華そばをいまだに「420円」で提供する日高屋の牙城を崩せるか

◆今の時代に「中華そば420円」は破格

「炒飯」はパラパラ感は薄く、炊飯ジャーに入っていたご飯をフライパンで焼いたという味わいで、どちらかというと「焼き飯」という仕上がりであり、食べる人によってはベタっとした食感を感じるかもしれない。味付けは餃子の王将と比べると薄味で、醤油のような味が薄くつけられていた。卵やネギの量は餃子の王将よりやや少ないが、大きな違いは肉が鶏肉である点。

「チャーハンは焼豚」というこだわりがある人にとっては、留意すべきポイントといえる。ボリュームは餃子の王将とほぼ同じだが、価格は約160円も安いことを踏まえれば、どちらかに甲乙をつけるのは難しい。とはいえ、530円でチャーハンをしっかり食べられるというのは大きな魅力といえるだろう。

「中華そば」は良い意味で普通かつシンプルな醤油ベースであり、スープは澄んだ色で、餃子の王将の「忘れられない中華そば」とは対照的に“こってり感”や“脂感”は少ない。チャーシューは餃子の王将が4枚なのに対し1枚で、ネギとメンマの量は餃子の王将よりもやや少なく、なるとは乗せられていなかった。麺は餃子の王将と比較してコシがあるように感じたが、特にスープは同じ醤油ベースながら餃子の王将とは対照的ゆえに、食べる人の好みによって評価は分かれるだろう。

 トッピングのボリュームなども含めると、食べ応えという点では餃子の王将のほうに軍配が上がるかもしれない。一方、日高屋のほうが税込みで300円以上も安く、物価高の今の時代に420円でこのレベルのクオリティのラーメンを提供しているというのは、非常に良心的だと評価できる。

「餃子」は餃子の王将と同じく6個入りでほぼ同じ価格だが、餃子の王将のような肉汁が溢れ出てくるような食感は薄く、中の餡はややパサつき感を感じた。

◆価格は日高屋のほうが圧倒的に安いが…

 3品トータルで比較すると、まずボリュームの面ではラーメンは餃子の王将のほうがトッピングの量が多く、餃子とチャーハンはほぼ同じ。そして味の面では、あくまで個人的な感想として、餃子の王将のほうが“本格的な中華料理”に近いと感じた。一方で会計金額を比べると、餃子の王将が1804円なのに対し、日高屋は1230円と574円も安い。よって、日高屋のチャーハン1品分の差があることになり、コスパという面では日高屋に軍配が上がるといえる。

 いずれにしても、両チェーンとも安くて美味しい中華料理をお腹いっぱい食べられる点には変わりなく、まさに“庶民の味方”であることは間違いない。

<TEXT/山田浩二>

【山田浩二】
飲食チェーンや学習塾、小売り企業を経てIT企業でシステム開発業務に従事。現在はフリーのライターとして主に企業・ITなどのジャンルに関する取材・記事執筆を行っている。
配信元: 日刊SPA!

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