
切なさすら感じる、 冬の風景を堪能。
1990年代、高校生のときに2週間ホームステイをしていました。その後も何回かは行ったのですが、2023年、自分の撮りたいものを探していた時期にたまたま訪れました。それが9月で、なんだかすごくいい気分になった。空気が冷たく透き通っていて、すごく寂しくて美しい。高校生の頃の記憶も蘇り、その寂しさや美しさを表現したいと思い、秋から冬にかけて滞在して作品を撮りました。もちろん’90年代と今は違うのだけど、最先端のすごくエネルギッシュな部分と裏路地のごちゃごちゃした感じが同居していて、人情のような本質は変わっていない。そういったソウルに惹かれるのだと思います。今回のプランもほぼ街を歩いている感じ。合間に自然光がきれいに入るカフェ『FOLKI』で休んだり、タッカンマリで元気をチャージしたり、夜はビールを嗜んだり。暮らすように過ごしたい旅のプランです。
My Seoul Trip Plan川島小鳥さんの1泊2日ソウル旅プラン。
1日目
11:30
仁川国際空港到着後、タクシーで鍾路3街(チョンノサムガ)エリアのホテルへ移動。
13:30
ホテルの近くの『トゥッペギチッ』(뚝배기집)のキムチチゲでお腹を満たす。
15:00
歩いて乙支路(ウルチロ)エリアのギャラリー『N/A』(엔에-이)まで行き、展示を観覧。
16:00
景福宮(キョンボックン)エリアに移動し、『FOLKI』(폴키)でコーヒーを飲みながら一休み。
17:00
写真集がメインのブックストア『IRASUN』(이라선)でゆっくり本をながめる。
18:30
新設洞(シンソルドン)駅に近い『ソンガネタッカンマリ』(손가네닭한마리)で晩ごはん。
20:00
バー『gach』(갗)でスイーツをつまみにお酒を一杯。
21:30
乙支路エリアに戻り、益善洞(イクソンドン)の屋台でビールと軽いつまみを楽しむ。
23:30
バー『シンドシ』(신도시)で音楽を楽しみながらお酒を飲んで、ホテルに。
2日目
09:00
安国(アングク)エリアの『アーティストベーカリー』(아티스트 베이커리)で朝食用のパンをテイクアウトする。
11:00
三清洞(サムチョンドン)エリアにある『正読(チョンドク)図書館』(정독도서관)の美しい庭を写真を撮りながら散歩する。
12:00
西村(ソチョン)エリアの『体府洞(チェブドン)スジェビワポリパッ』(체부동수제비와보리밥)のエゴマのスジェビでランチ。
16:00
タクシーで仁川国際空港へ行き、帰国。
川島小鳥写真家
かわしま・ことり 2011年第42回講談社出版文化賞写真賞、’15年第40回木村伊兵衛写真賞受賞。’25年写真集『サランラン 사란란( Sa-lanlan)』(青幻舎)発表。2026年1月25日まで写真展『サランラン 사란란』がソウル美術館で開催中。
illustration : Mayumi Kawahara edit & text : Wakako Miyake cooperation : Hikari Matsuo
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TRIP TO SEOUL / ひとりでも、韓国・ソウルへ。&Premium No. 146
活気とスピード感に満ち溢れ、何度でも訪ねたくなる街、韓国・ソウル。もちろんその熱気に包まれる体験も大きな魅力ですが、歩く速度を緩めて街を眺めてみると、山に抱かれた美しい景色や歴史を感じる名所だけでなく、思いがけないところに、静けさを湛えたエアポケットのような場所があることに気づきます。今号の特集は、「ひとりでも、韓国・ソウルへ」。おもな案内人は、ソウルで Better Life を送るローカルのみなさんです。静謐な早朝散歩、地元で愛される食堂や喫茶店、市場の路地裏、精緻な工芸や日用品を扱う店、個性的な書店や美術館......。暮らす人たちのように“ふだんのソウル”に触れてみてください。
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