あまり行きたくない職場の飲み会。
でも「付き合いが悪いと思われるかな…」と、なかなか断れない方は多いのではないでしょうか。
本当は家に帰って、資格の勉強をしたかったり、本を読みたかったり、ゆっくり休みたかったりーー。そこで「少し顔を出すだけなら」と思って行ったら、結局は途中で帰るわけにもいかず、最後までだらだらと付き合ってしまった。
帰ってからどっと疲れて、やりたかったことができないどころか、次の日も寝不足で仕事がつらいーーそんな経験はありませんか?
今回は、夜は銀座ホステス、昼は経済レポーターとして働いてきた私が学んだ「やらないこと」を決め、きっぱりと断ることの大切さをお話しします。

◆断れない人ほど、仕事の成果が落ちる理由
仕事でも人間関係でも、断れない人ほど消耗していきます。本来やりたいことに時間やエネルギーを使うことができず、疲れきってしまい、仕事の成果も上げられない。つまり、仕事のパフォーマンスが落ちるのは、能力の問題ではなく「回復と準備」に時間を費やしているからともいえます。一方で、「意味のない飲み会には行かない」というように「やらないこと」を決めている人は強いです。
線引きがはっきりしていると、自分が本当に優先したいことに時間とエネルギーを使うことができ、心身ともに余裕が生まれ、ビジネスでも結果を残すことができます。
◆夜の世界で学んだ「やらないこと」を決める強さ
夜の世界でも、売れているホステスは「やらないこと」もきっちりと決めています。周りには、「そこまでするんだ…」と思うほどのサービス精神や努力を見せているホステスが大勢います。
アフターに朝まで付き合う子、休みの日も即レスする子ーー。
でも、それを見ていちいち「私もやらないと」なんて思っていたら身も心も持ちません。「やらないこと」を決めることが、自分を守るためにもとても大切です。
たとえば、私は東京郊外でのキャバ嬢時代、「アフターには一切行かない」と決めていました。
その分、仕事が終わったあとの時間は、記憶が鮮明なうちにお客様との会話や情報をとにかく細かくメモをすることに充てていました。このメモは、次につなげるための営業に欠かせないもので、メモの量だけは誰にも負けていなかったのではないかと思っています。お客様の1回の来店で、A4に3ページ分にもなることもありました。
その結果、お店に4年間在籍していた中で、アフターには1度も行くことなくNo.1で卒業することができました。
もちろん、アフターに力を入れて、付き合いの良さを売りに結果を出せているキャバ嬢さんはたくさんいます。でも自分は体力的にも性格的にも向いていないことをわかっていたので、そこで勝負することはしませんでした。
これは夜のお店だからできた話ではなく、会社員でいえば「飲み会に行く代わりに翌日の資料を仕上げる」ことと同じといえます。

