事件やトラブルの多発が絶えず、警察も取り締まりを強化した結果、現在はかなり落ち着いたらしい。

あれから約5か月後、大久保公園はどうなったのか——。私は再び歌舞伎町へと繰り出し、現在の立ちんぼ事情を調査した。
◆うろつく男性が悪目立ちする状況に
夕方18時頃に大久保公園へ到着したが、見事に誰も立っていない。この場で確認できるのは外国人観光客や通行人のみで、「以前の光景は幻だったのか?」とつい思ってしまった。恐らく冬という厳しい季節も関係するだろうけど、多くの立ちんぼがいた2023年あたりは、気温など関係なかった気がする。春夏秋冬、売り手と買い手がうろつき、異様な光景を作り出していたことを思い出すと、見違えるような静けさが漂う。
少し歌舞伎町の中心方面へ進むと、ようやく1人でうろつくおじさんを見かけた。明らかに女性を探すような素振りでキョロキョロし、私の方にもジトッとした視線を向ける。勝手な想像に過ぎないが、たぶん売買に不慣れなのだろう。あまりの過疎化に驚いたのか、逆におじさんがその場に立ち尽くしていた。買い手が一切いないこともあってか、それっぽい男性が現れるだけでちょっと目立っているように感じてしまう。
◆パトロールを行う団体が現れ…
そんな時、ちょうど公園の出口付近からパトロールをする大人たちがずらりと現れた。前に視察へ行った時もパトカーが頻繁にうろついていたが、ついに支援団体も動き始めたのだ。結果的に、無法地帯だった場所の取り締まりは想像以上に強まっている。正直なところ「もっと早くやってくれよ」という感想だが、警察も自治体も“掃除”に至るまで色々あったのだろう。
私はおじさんの様子が気になったので横目で見ると、彼はそそくさと公園を後にした。少し前なら堂々と人々がのさばっていたのに、今となっては肩身が狭い。この数年間で、ようやく治安を取り戻しつつあるようだ。

