最近つまずきやすい、立ちくらみをする——そんな50代女性に増えている体の変化。実はその背景には、血流を支える「ふくらはぎ」の衰えが関係しているかもしれません。心臓を助け、血管を守る“第二の心臓”の働きを、医師がやさしく解説します。
教えてくれたのは、歌島大輔(うたしま・だいすけ)さん
日本整形外科学会・日本専門医機構認定整形外科専門医。日本整形外科学会認定スポーツ医。1981年生まれ。山形大学医学部卒業。現在はフリーランスの整形外科医として複数の病院で診療・手術を行っている。また、情報発信ドクターとしてSNSでも活動。現在、YouTubeチャンネル「日本一の整形外科医 YouTube Ch. 歌島大輔」はチャンネル登録者数22万人。著書に『長生きふくらはぎ』(高橋書店刊)。
なぜ、ふくらはぎは「第二の心臓」と呼ばれるの?

ふくらはぎの筋肉(下腿三頭筋)は「第二の心臓」と呼ばれています。
心臓の役割は、血液を全身に送り出すポンプ。
このポンプのように動く心臓の本体は「心筋」という筋肉です。そして、「第二の心臓」と呼ばれるふくらはぎも筋肉。ここに大きな共通点があります。
このふくらはぎの筋肉(下腿三頭筋、特にヒラメ筋)は、収縮と弛緩によって、下半身の血液を心臓に押し戻すポンプの役割を果たします。

この筋ポンプは全身の血液循環を助け、健康にさまざまな良い影響を及ぼします。

