血管のしなやかさを守る、ふくらはぎの働き
定期的な運動によるふくらはぎの筋ポンプ刺激は、血管の良い状態を保ちます。ここでいう良い状態とは、弾力がある柔らかい血管です。
逆に悪い状態は「動脈硬化」という言葉のとおり、硬い血管ですね。硬い血管はどんどん狭くなって、最後には詰まってしまいます。
ふくらはぎの筋ポンプの働きが良くなり、血流が増すと血管に刺激が加わります。
ふくらはぎの筋ポンプを含む血管への継続的な運動刺激は、血管拡張機能を高め、動脈硬化のリスクを下げたり血圧を安定させたりする効果が期待できます。
「何もないところでつまづく」が増え始めたら
毎日の生活でとても大切な「歩くこと」。特に安全に歩くためには、ふくらはぎと深く関係している「足首の動き」が重要なポイントになります。
みなさんは、何もないほぼ平らな場所でつまずいて、ヒヤッとした経験はありませんか。
年を重ねると、歩くときに自分ではつま先をしっかり上げているつもりでも、思ったほど上がっていないことがあります。
そのため、ちょっとした段差でもつまずきやすくなるのです。
このつまずきを防ぎ、安定した歩行を支えるのに不可欠なのが「足首」、とりわけその「背屈」と呼ばれる、つま先を上に引き上げる動きです。
足首は、歩いたりバランスをとったりするうえで、とても精密なコントロールをしています。しかし、年とともに、このコントロール能力が少しずつ衰えてしまうことがあります。
その結果、転倒リスクを高める要因になることが指摘されています。
安全に歩くには、単に足首が動く範囲(可動域)だけでなく、その動きをいかに正確に、安定して行えるかという「動きの質」も非常に大切なのです。

