「第4回東京パークガーデンアワード夢の島公園」ガーデナー5名の“庭づくり”をレポート

「第4回東京パークガーデンアワード夢の島公園」ガーデナー5名の“庭づくり”をレポート

コンテストガーデンD
SurFIVE Garden 

PICNIC garden design  河野友香(栃木県)さん率いる作庭メンバーの皆さん。

◆使用資材◆

土壌改良材:エコロベース、堆肥
元肥:マグァンプ大粒
ライン引きのための材:赤玉小粒
マルチング:バークチップ

◆ガーデン制作工程◆

よく耕してから、エコロベースソイルを盛土する。

微生物系の土壌改良材(ミラクルバイオFDS)を加えて混ぜ込み、起伏を作りながら表面を平らにする。

デザイン通りのゾーニングのラインを赤玉小粒で描く。

25cmほどにカットした木の幹を3本1束にして、5cmほど顔を出すようにして埋め込む。後々のメンテナンスのときを考え、片足を踏み込める小さな足場を作った。

ポット苗と球根を配置し、植え込む。

花を咲かせる苗の株穴には、マグァンプL(大粒)を適量入れる(左)。/球根を植え込む(右)。

植えた苗のまわりに堆肥をまく(左)。/最後にバークチップでマルチングする。

【作庭完了】

◆デザイナーのこだわり◆

海に近く風の強い夢の島公園の環境を踏まえ、宿根草の根張りを最優先に考えて選びました。エコロベースソイルを盛土することで、しっかりとした根張りに必要な水はけと通気性を確保して、微生物系の土壌改良材(ミラクルバイオFDS)を加えて団粒構造をつくり、バークチップのマルチングで乾燥と雑草を抑えました。あわせて、花付きが安定し来園者に長く楽しんでもらえるよう、ゆっくり効く化成肥料(マグァンプ大粒)を必要最小限加えました。

【作庭を終えて】

【作庭を終えて】

年末の忙しさや体力面も考慮して、2日間で終えられるよう綿密に段取りを組みました。メンバーの協力のおかげで、思い描いた通りに無事完成させることができました。テーマカラーのオレンジは友情を表す色でもあり、オレンジの糸を張り巡らせたカラスよけも、想いを重ねた私たちのガーデンのシグネチャーとして表現できたことが印象に残っています。

コンテストガーデンE
「東京サバンナ・バイ・ザ・ベイ」 〜地の記憶と環境を翻訳する庭 

本田ハビタットデザイン 本田直也(北海道)さん率いる作庭メンバーの皆さん。

◆使用資材◆

土壌改良材:黒土
マルチング材:マルチバーク

◆ガーデン制作工程◆

花壇全体に黒土を載せ、苗を配置する。

苗の植え付け(左)。/バークマルチでマルチングをする(右)。

【作庭完了】

◆デザイナーのこだわり◆

今回植え付けたのはグラス類など宿根草なので、排水性と少しの保水性があれば十分と考え、栄養分は極力少なくして植物の成長を抑え気味にしました。以前、動物園でゾウのフンを堆肥にバタフライガーデンをつくった際、一年目から背丈を越すほど成長してしまい(なかには2mを超すものも!)、開花の見頃を迎えるタイミングに倒れてしまったり、切り戻しせざるを得なかったり。「肥料が多くて見苦しくなる」という過去の苦い経験を踏まえました。

【作庭を終えて】

【作庭を終えて】

北海道から車で苗を運び込み、< lang="EN-US">4</>日間かけて作庭する予定でしたが、悪天候の影響でフェリーが< lang="EN-US">2</>日連続欠航。作業は実質< lang="EN-US">1</>日半という厳しい状況になりましたが、現場で力を尽くしてくれた心強いメンバーのおかげで、なんとか無事に完成しました。とにかく安堵と感謝の気持ちでいっぱいです。

コンテストガーデンを見に行こう! Information

都立夢の島公園「グリーンパーク」内
所在地: 東京都江東区夢の島2-1
電話: 03-3522-0281
https://www.tokyo-park.or.jp/park/yumenoshima/index.html#traffic
開園時間:常時開園
※サービスセンター及び各施設は、年末年始は休業。営業時間等はサービスセンターへお問い合わせ下さい。
入園料:無料(一部有料施設あり)
アクセス:東京メトロ有楽町線(Y24)・JR京葉線・りんかい線「新木場」下車、徒歩7分。東京メトロ東西線「東陽町」(T14)から都バス(東陽町-新木場、東陽町-若洲海浜公園)「夢の島」下車。高速湾岸線「新木場インター」より5分
駐車場:有料

第4回 東京パークガーデンアワード

https://www.tokyo-park.or.jp/special/kadan/yumenoshima/

事務局:東京都公園協会

Credit 写真&文 / 井上園子 - ライター/エディター -

いのうえ・そのこ/ガーデニングを専門としたライター、エディター。一級造園施工管理技士。恵泉女学園短期大学園芸生活学科卒。造園会社、園芸店を経て園芸雑誌・書籍の編集者に。ガーデニング以外の他分野のPR等にも携わる。自身もガーデニングを楽しみながら、美術鑑賞や旅行を趣味にする。植物を知っていると、美術も旅も楽しみの幅が広がりますね。

撮影 / 3and garden

スリー・アンド・ガーデン/ガーデニングに精通した女性編集者で構成する編集プロダクション。ガーデニング・植物そのものの魅力に加え、女性ならではの視点で花・緑に関連するあらゆる暮らしの楽しみを取材し紹介。「3and garden」の3は植物が健やかに育つために必要な「光」「水」「土」。2026壁掛けカレンダー『ガーデンストーリー』 植物と暮らす12カ月の楽しみ 2026 Calendar (発行/KADOKAWA)好評発売中!

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