大の抹茶好きが生み出した、抹茶専門ブランド「千休」。そんな千休が2025年8月、ブランド初の単独店舗として二子玉川にオープンしました。今回ufu.では、“抹茶の魅力”が詰まったスイーツを生み出す、千休の代表 久保田夏美さんへインタビューしてきました。抹茶と共に歩み、抹茶を知り尽くしたからこそ伝えられる“抹茶の魅力”に迫ります。
“商品の魅力を発信する”という自らの経験から生まれたグルテンフリーの抹茶スイーツ

元々IT企業でエンジニアとして勤務していた久保田さん。起業をしようと思っていたわけではなかったようなのですが、副業として行っていた自身のブログやSNSなどで“発信すること”を続けていた経験から、『自分の好きなものを作って売ってみたい』という想いが生まれ、その頃から大好きだった抹茶の商品を売ろうと決断されたそうです。
IT業界からお菓子業界という全く異なる世界への挑戦をした久保田さんですが、抹茶スイーツを食べることが好きだったものの、お菓子作りの経験はほぼありませんでした。そんな久保田さんがフィナンシェを作り始めたのは、起業してから1年弱のタイミング。久保田さんが持つ理想を形にすべく、製造を直談判した工場の方と試行錯誤しながら作り上げたそうです。『抹茶が好き・抹茶の魅力を伝えたい』という強い想いが源となり、今の千休が出来上がったのだと感じました。
そんな千休の特徴の一つは、取り扱っている抹茶スイーツが小麦粉を使用しない「グルテンフリー」だということ。最初は小麦粉を使って作っていたそうなのですが、実は久保田さん自身も小麦粉を控えた食生活をしていて、「自分が好きで作ったお菓子なのに、食べるときになると『小麦粉を控えているから』と、どこか罪悪感を覚えてしまう。“好き”という気持ちから生まれたはずのスイーツに、矛盾を感じてしまった。周りにも小麦粉を摂ることを控えている方が多く、そんな方々にも楽しんでもらいたい」と話します。
抹茶本来の味をおいしく楽しんでもらうために

千休の商品に使う抹茶は、久保田さんが日本各地のお茶農家さんの元へ足を運んで決めたそう。現在使っている「京都府産宇治抹茶」に辿り着いた経緯について伺うと、「味はもちろんのこと、色も綺麗で旨味と甘味のバランスも良く、苦味もちょうどいい。あとはそこに関わっている方々の抹茶に対する想い・人としての相性も決め手の1つ。何よりも“千休を応援してくれていること”が大きく、それに応える形で頑張りたいと思うと同時に、美味しい抹茶本来の味わいを届けたい」と語ります。千休の商品にはたくさんの方々の想いが詰まっていることも、魅力の1つではないでしょうか。
また抹茶の魅力を伝えるため、商品を作る上でこだわっていることを伺うと、「抹茶の味の濃さがこだわりポイント。濃すぎても食べるのがしんどくなってしまい、薄すぎても抹茶専門店としての意義がなくなってしまう。ちょうどいいバランスで抹茶の味をしっかり感じられるように調節するのが難しかった。起業して最初に作ったフィナンシェも、味や食感への理想を持ちながら工場の方と試行錯誤を重ねた。最初に販売してから3回くらいリニューアルを行い、【抹茶の量・原材料の比率・食感】を追求した」とのこと。妥協を許さない久保田さんの抹茶愛が込められたフィナンシェは必見ですね!