いつまでも輝く女性に ranune
年収700万円公務員の職を捨て、無職になった52歳男性の悠々自適な暮らし「自宅で過ごす時間はわずか」

年収700万円公務員の職を捨て、無職になった52歳男性の悠々自適な暮らし「自宅で過ごす時間はわずか」

◆年収108万円で税負担ゼロを実現

もう仕事に縛られない![無職が楽しい]の新潮流
利尻島(北海道)で二回りほど年の離れたおてつたび仲間とハイキングを楽しむわくさん。「一人ではやらないような経験ができたのは、いい思い出ですね」
もちろん、この生活は独身で蓄えがあるからこそ実現できているのは間違いない。生活費を最低限に抑えるなど、無職状態を維持するためには工夫も欠かせないという。納税額の調整もその一つだ。

「収入は給与所得控除枠の65万円以内に収めて、住民税が非課税になるようにしています。また、保有している株の配当所得も基礎控除の43万円以内に抑えているので、今年の税負担はゼロです。

国民健康保険も7割減免されるし、年金は全額免除。日本の税制は中途半端に働くよりも、無職のほうが恩恵が大きいと実感してしまいますね」

◆新しい無職の形とは…

そんなわくさんのライフスタイルを「稼げる・稼げないに関係なく、やっているだけで楽しい仕事=ライフワークを追求している」と分析するのは、前出の尾原氏だ。

「仕事とプライベートの両方を充実させる『ワーク・ライフ・バランス』が大事だといわれますが、それは会社に勤めるのが当たり前だった時代の話です。

今はむしろ『ライフワーク・バランス』のほうが大事で、ライフワークが増えることは人生の幸福度を高めることに直結します。わくさんにとって『おてつたび』はまさにライフワークでしょうし、働いているという感覚すらないのかもしれません」

完全に働かない厳密な無職ではないにせよ、“好きなことで日銭を稼ぐ”生き方は、新しい無職の形と言えそうだ。


配信元: 日刊SPA!

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