◆年収108万円で税負担ゼロを実現
![もう仕事に縛られない![無職が楽しい]の新潮流](https://assets.mama.aacdn.jp/contents/210/2025/9/1759134850531_mttt4gbs83.jpg?maxwidth=800)
「収入は給与所得控除枠の65万円以内に収めて、住民税が非課税になるようにしています。また、保有している株の配当所得も基礎控除の43万円以内に抑えているので、今年の税負担はゼロです。
国民健康保険も7割減免されるし、年金は全額免除。日本の税制は中途半端に働くよりも、無職のほうが恩恵が大きいと実感してしまいますね」
◆新しい無職の形とは…
そんなわくさんのライフスタイルを「稼げる・稼げないに関係なく、やっているだけで楽しい仕事=ライフワークを追求している」と分析するのは、前出の尾原氏だ。「仕事とプライベートの両方を充実させる『ワーク・ライフ・バランス』が大事だといわれますが、それは会社に勤めるのが当たり前だった時代の話です。
今はむしろ『ライフワーク・バランス』のほうが大事で、ライフワークが増えることは人生の幸福度を高めることに直結します。わくさんにとって『おてつたび』はまさにライフワークでしょうし、働いているという感覚すらないのかもしれません」
完全に働かない厳密な無職ではないにせよ、“好きなことで日銭を稼ぐ”生き方は、新しい無職の形と言えそうだ。

