海外旅行に行きたいんだ…〈年金月21万円〉と〈子の仕送り月5万円〉で暮らす60代夫婦、帰省中の41歳息子に“冗談交じりのおねだり”→息子の「まさかの回答」に絶句【CFPが警告】

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親への仕送り額は「月2~4万円」が最も多い

厚生労働省「2022(令和4)年国民生活基礎調査」によると、「老人ホームや病院の支払いだけをしている」ケースを除き、純粋に親の生活支援として仕送りをしている世帯の仕送り額は、次のような内訳となっています。

出所:厚生労働省「2022(令和4)年国民生活基礎調査 仕送りの状況(第56表~第61表)をもとに筆者作成 [図表]親のみに仕送りをしている世帯(入所・入院費のみ除く)の金額別内訳 出所:厚生労働省「2022(令和4)年国民生活基礎調査 仕送りの状況(第56表~第61表)をもとに筆者作成

最も多いのは、月2~4万円の仕送りをしている世帯で、全体の35.7%を占めています。

子が親への仕送りをする背景には、物価高により高齢者世帯の生活が苦しくなりつつあることがあげられます。生命保険文化センターが2024年に実施した高齢者世帯の生活意識調査では、生活が「やや苦しい・大変苦しい」と回答した世帯が全体の55.8%にのぼっています。

老後破綻を招く、現役時代の見落としがちな原因

老後資金不足に悩む人のなかには、現役時代のお金の配分に問題があったケースも少なくありません。

たとえば、子どもの教育費。周囲に合わせ中学から私立に通わせた結果、大学卒業までの教育費が想定以上に膨らみ、老後資金が十分に確保できなくなるケースです。

また、住宅ローンの繰り上げ返済に力を入れすぎたことで手元資金が薄くなり、年金生活に入ってから家計の不足分を補えなくなるケースもみられます。

さらに、ピーク時の年収を基準にキャッシュフローを組んでしまい、役職定年などで収入が下がった際に家計が追いつかず、そのまま老後資金不足を招いてしまうパターンも多いです。

住居費・教育費・老後資金は「人生の三大資金」といわれますが、どこに重点を置くかは家庭によって異なります。ただし、極端な振り分けをした結果、老後に子どもへ負担をかけることになってしまっては、親として本意ではないでしょう。

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