【冬の花】日本が誇る花木「椿(ツバキ)」初心者でも失敗しない植え付けから剪定、チャドクガ対策まで徹底解説

【冬の花】日本が誇る花木「椿(ツバキ)」初心者でも失敗しない植え付けから剪定、チャドクガ対策まで徹底解説

ツバキ

冬から春にかけての庭を華やかに彩る、日本原産の「椿(ツバキ)」。万葉の昔から愛されてきたこの花木は、丈夫で日本の気候にも合いやすく、初心者にもおすすめの植物です。しかし、美しい花を長く楽しみ樹形を保つためには、正しい剪定時期や、天敵である“チャドクガ”の対策が欠かせません。本記事では、植え付けの基本から日常の手入れまで、失敗しないためのポイントを凝縮して解説します。

ツバキの基本情報

ツバキ
TinasDreamworld/Shutterstock.com

植物名:ツバキ
学名:Camellia japonica
英名:Camellia
和名:ツバキ(椿)
その他の名前:ヤブツバキ、ヤマツバキ
科名:ツバキ科
属名:ツバキ属(カメリア属)
原産地:日本(本州、四国、九州、沖縄)、台湾、中国(山東、浙江)、朝鮮半島南部
形態:常緑高木

Camellia japonicaという学名が示すように、ツバキは日本原産の花木。日本国内で作出された品種だけでも2,000種を超え、欧米でも「カメリア」と呼ばれて愛されています。9月から4月まで多彩な品種が楽しめ、日本の気候・風土にも適したツバキの魅力を紹介します。

ツバキ科の植物は、世界の湿潤な熱帯や暖温帯地域を中心に分布していますが、ツバキ属はすべてアジア東南部が原産です。中国南部を中心に、東は日本、西はネパール、南はインドネシアといった広い範囲に、約250種類が分布しています。

雨に打たれても傷まず美しく咲くツバキ。nnattalli/Shutterstock.com

古くから庭木として親しまれている日本を代表する花木

ツバキ
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万葉集に9首もの歌が詠まれているツバキは、日本人にとって古から馴染みのある植物。ツバキが観賞用に栽培されるようになったのは中国では900年以上も前、日本では室町時代中期頃といわれています。

日本に分布するツバキには、ヤブツバキとユキツバキ(ヤブツバキの亜種ともされている)がありますが、前出のCamellia japonica(ヤブツバキ)は、日本列島とその周辺に限って自生する種で、青森県の夏泊半島が北限とされています。高さが15mにも達する常緑高木で、海岸や山地に自生。日本の照葉樹林を代表する木でもあります。9~2月、もしくは2~4月に、枝先に濃紅か紅色の直径5~7cmの花をつけます。まれに、淡紅色や白色のものもあります。

ツバキの花や葉の特徴

ツバキ
traction/Shutterstock.com

園芸分類:庭木・花木
開花時期:11〜12月、2〜4月
樹高:5〜10m
耐寒性:強い
耐暑性:強い
花色:赤、ピンク、白、黒、複色

ツバキは、花が少ない冬に開花期を迎えて長期間咲き続けるため、冬を彩る花の代表格になっています。花序は単項花序、花径は4cm以下の極小輪から4〜7cmの小輪、7〜10cmの中輪、10〜13cmの大輪、13cm以上の極大輪などさまざまです。花の色や咲き方も多様で、咲き方には一重や八重咲きのほか、ラッパ咲き、獅子咲き、蓮華咲きなどがあります。

葉は濃い緑色で、厚みと光沢があり、周囲がギザギザになっています。常緑樹木のため、年間を通して艶やかな葉を茂らせます。樹高は1〜2mのものが多いですが、5~10mを超えるものもあります。

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