【冬の花】日本が誇る花木「椿(ツバキ)」初心者でも失敗しない植え付けから剪定、チャドクガ対策まで徹底解説

【冬の花】日本が誇る花木「椿(ツバキ)」初心者でも失敗しない植え付けから剪定、チャドクガ対策まで徹底解説

ツバキの名前の由来や花言葉

ツバキ
marinatakano/Shutterstock.com

ツバキという名前は、葉が厚く光沢があることから「厚葉木(あつばぎ)」または「艶葉木(つやばぎ)」、「光沢木(つやき)」に由来するとの説があります。

一方、和名では「春に咲く木」との「椿」という国字(和製の漢字)があてられています。日本人がこの花木に寄せる思いの深さが伝わってきます。日本では古くから、材の硬さを生かして器具や彫刻の材料にするほか、灰は媒染材に、種子は灯火や化粧用の油にと、有用な植物資源として利用してきました。

ツバキの花言葉は、「誇り」「控えめな優しさ」です。花の色によって異なる花言葉もあります。赤いツバキの花言葉は「気取らない優美さ」「控えめな素晴らしさ」「謙虚な美徳」。白いツバキは「完全なる美しさ」「至上の愛らしさ」「申し分のない魅力」。ピンクのツバキは「控えめな愛」「控えめな美」「慎み深い」です。

ツバキの代表的な種類と仲間

獅子咲きのツバキ
獅子咲き品種 ’Jury’s Yellow’ SariMe/Shutterstock.com

古くから観賞用に用いられてきたのは、日本原産のヤブツバキ、ユキツバキ、サザンカ、中国原産のトウツバキ4種でしたが、近年では、花形や花色、香りなど、たくさんの原種が栽培されるようになり、カタログ販売などで多様な原種苗が入手できるようになりました。

原種だけをみても、直径が数cmに満たない極小輪から10cmを越える大輪まで、花色も白、桃色、紅色、黄色、さらに絞りや斑入りのものまでバラエティに富んでいます。

植物の栽培技術が向上した江戸時代には、選抜や育種により、ツバキにも多くの名花が誕生しました。これらが、1800年代にヨーロッパに紹介されると、短期間で世界中に普及。現在では、欧米やオーストラリア、ニュージーランドなどでも交雑育種が進んでいます。

ヤブツバキ系 ‘侘助’
ヤブツバキ系 ‘侘助’ Hope Dorman/Shutterstock.com

有名なものは‘侘助’、‘黒椿’、‘袖隠’といったヤブツバキの古典品種があり、ほかにも熊本県で発展した肥後椿や、サザンカにも‘東雲’、‘獅子頭’、‘富士の峰’といった古典的な品種があります。日本では‘侘助’に代表される一重のものが好まれますが、欧米や中国では八重咲きや牡丹咲き、獅子咲きといった豪華な花形が人気のようです。

ユキツバキ系 ‘乙女椿’
ユキツバキ系 ‘乙女椿’ phototenki/Shutterstock.com

侘助系の一重の品種には、‘太郎冠者’、‘白侘助’などがあります。侘助系以外の一重品種には、‘加茂本阿弥’や‘玉霞’、‘金魚椿(錦魚葉椿)’などがあります。

八重咲きには‘藻汐’、‘草紙洗’、‘大虹’、‘羽衣’など、牡丹咲きは‘光源氏’、‘京牡丹’、‘神楽獅子’など、獅子咲きは‘紅荒獅子’、‘薩摩’、‘菱唐糸’などの品種があります。

サザンカ系 ‘勘次郎’
サザンカ系 ‘勘次郎’ Taow Phitchanee/Shutterstock.com
●その他の品種についてはこちら『日本原産の美しい花木 ツバキの魅力を再発見!』

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