日本維新の会の藤巻健太衆院議員が2026年1月20日、Xを通じて政界引退を発表した。

「この度の衆院選に出馬せず、政界から身を引く決断をした」
健太氏の父は元参院議員の藤巻健史氏、叔父は元参院議員の藤巻幸夫氏、大叔父は元参院議員の柳川覚治氏で、複数の国政経験者を親族に持つ政治家一家の出身だ。
健太氏は大学卒業後、みずほ銀行に入行。銀行員として勤務したのち、13年より父の公設第一秘書を務めた。14年の衆院選では千葉2区から出馬するも次点で落選し、21年の衆院選では千葉6区から出馬。小選挙区では次点となったものの、重複立候補していた比例南関東ブロックで復活当選を果たした。現在は衆院議員2期目だ。
健太氏は20日の投稿で、「この度の衆院選に出馬せず、政界から身を引く決断をしたこと、ご報告申し上げます」と報告した。
「2期4年3ヶ月に渡り、応援してくださった皆様、同志の議員達、党内外の関係各位、厳しい批判をいただいた方達も含め、全ての方に心からの感謝を申し上げます」と感謝を述べ、不出馬の理由を説明した。
「与党が議席を得るために、私自身が身を引き、与党一本化をすべきと判断」
藤巻氏は、自身が立候補を予定していた千葉6区の情勢について「私の選挙区千葉6区は与党が分裂し、このままでは中道改革連合が漁夫の利で議席を得る可能性が高い構図となっています。それは私の政治信条として望む所ではありません」と指摘した。
こうした背景から、「与党が議席を得るために、私自身が身を引き、与党一本化をすべきと判断致しました」と説明し、「それが政権選択選挙である衆院選のあるべき形であると考えます。私のこの決断が、小さいながらも標の一つと為ることを願っています」とつづった。
健太氏が立候補を予定していた千葉6区は、立憲民主党の現職・安藤淳子氏、自民党の前職・渡辺博道氏をはじめとする複数の政党・政治団体が擁立を検討しており、乱戦となる可能性が指摘されている。
高市早苗首相の就任後、自民党と日本維新の会が閣外協力による「連立」政権を樹立したことから、選挙区における与党系勢力の候補者調整が課題となっていた。こうした状況下で与党が分裂すれば、第三勢力が相対的に有利となる構図が生まれかねないとして、出馬を見送る判断に至った模様だ。