2026年1月17、18日に実施された「大学入学共通テスト」をAIの「チャットGPT」に解かせたところ、9科目で満点、15科目の平均得点率は97%だった。満点科目が出たのは初めてだ。

苦手な科目「国語」でも90%と高い
1月21日放送の「羽鳥慎一モーニングショー」(テレビ朝日系)で取り上げ、東京大卒の斎藤幸平氏(東京大大学院准教授)と安部敏樹氏(「リディバ」代表)の二人がちょっと悔しそうにコメントした。
AIが満点を取ったのは「数学1A」「数学2BC」「化学」「物理基礎」「化学基礎」「地学基礎」「生物基礎」「公共・政治・経済」「情報1」。去年の共通テストで東大文科1類の合格ボーダーラインは88%だったから、チャットGPTの97%は楽々東大合格ラインだ。
もっとも得点率が低かった、チャットGPTが苦手な科目は「国語」で90%だった。それでも高いが、人間の心情を読むような問題に誤答した。
「どうせ答えがあるものじゃないですか」
司会の羽鳥慎一アナが「現状は理系の方が早く対応している感じです」と、斎藤氏に聞く。「僕の現役世代よりチャットGPTの方が点数いいですからね。悔しいですけど」「(人間の知能を)テストでこういう測り方をするあり方が変わってくる」だろうと予測した。
安部氏は「僕、自分がやっているときも、これ(共通テスト)意味があるのかなと思っていましたからね。どうせ答えがあるものじゃないですか。その答えがあるものに合わせにいく意味はあるのかなと思っていたので、こういうものは機械に任せて、人間らしく生きましょうと(思っています)」と、やはりテストそのものに疑問があるという。負け惜しみに聞こえなくもないが......。
羽鳥アナが「全科目満点になったら、またやりましょう」というと、安部氏は「もうすぐですよ」と笑う。本当にAIが全科目満点だったら、人間が受ける意味はなくなる。
(シニアエディター 関口一喜)